神戸学院大学

経営学部

経営学部の辻ゼミが神戸マルイでフェアトレードファッションの展示販売を始めました

2022/04/13

展示作業を担当した辻ゼミ生
展示作業を担当した辻ゼミ生
展示パネルを確認する辻ゼミ生
展示パネルを確認する辻ゼミ生
中央のテーブルにはハンカチなどの小物と趣意書を展示
中央のテーブルにはハンカチなどの小物と趣意書を展示
ネパールの手編みの帽子も展示販売
ネパールの手編みの帽子も展示販売

経営学部の辻幸恵教授ゼミ(3年次生)が4月13日、神戸市中央区三宮町の神戸マルイ1階でフェアトレードの紹介パネルや商品の展示を始めました。地域の企業や団体のビジネスやマーケティングを学生目線での展示で応援する神戸マルイの「Sannomiya Future Market(三宮未来市場)」企画の一環です。今回は初めて、商品販売もしています。

会場には、発展途上国の生産者などが作った商品を購入することで不公正な貿易や商取引を是正する「フェアトレード」の商品が並びました。今回はファッションをテーマにし、神戸国際会館地下2階の「シサム工房」三宮SOL店から仕入れたネパールの手編みの帽子、バングラデシュの布バッグ、アクセサリーなど学生のセンスで商品を選び、陳列も工夫しました。

壁にはフェアトレードについて理解を深めてもらうためのパネルを展示しました。目に入りやすい中央のテーブルには展示の趣旨の説明板やネパールの木工職人が作ったブローチも飾っています。販売はしませんが、フェアトレード商品の代表格であるコーヒー豆も展示し、キャッチコピーは「フェアな気持ちを注ぐ、」にしました。

学生は常駐しませんが、大学からの帰宅途中や、週末などに立ち寄って、訪問客に展示の説明をすることもあります。

オンラインで6月に開催される「日本繊維製品消費科学会年次大会」でフェアトレードをテーマに発表を予定している鈴木陽菜乃さんは、「SDG‘s(持続可能な開発目標)の実現のため、少しでも役に立てればうれしいです。見やすいレイアウトを心がけましたが、お客様からの声をフィードバックして、より良い展示にしたいです」と、話しました。

フェアトレードについて研究し、実践する学生サークル「フェアスマイル」代表の岡嵜明日香さんは「私たちでは価格的に手が出しにくい商品でも、30代以上の主な購買層のニーズを考えて選んでみました。品質が良く、茶色など、落ち着いた色合いのものが中心です。新型コロナウイルス感染症の拡大で学生同士の接触が難しかっただけに、このような企画で同級生と交流できるのも楽しみです」と、今後のゼミの取り組みに期待しています。

展示販売は5月31日まで。期間の半ばで商品の入れ替えも実施します。