神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミ生が連携事業の活性化に取り組むため、「フレミラ宝塚」を訪問しました

2025/06/03

フレミラ宝塚を訪問した石賀教授(左端)とゼミ生(右隣りの3人)
フレミラ宝塚を訪問した石賀教授(左端)とゼミ生(右隣りの3人)
「おさらい塾」で中学生をサポートするゼミ生
「おさらい塾」で中学生をサポートするゼミ生
卓球で中学生と交流するゼミ生
卓球で中学生と交流するゼミ生

宝塚市立老人福祉センターと同市立大型児童センターの複合施設「フレミラ宝塚」と連携している経営学部の石賀和義教授と石賀ゼミの2年次生3人が5月25日、施設の事業活性化に取り組むため、初めて現地を訪問しました。

フレミラ宝塚は、宝塚市在住の小・中・高生が利用できる大型児童センターとして、スポーツ、学習、趣味、くつろぎが可能なスペースを設置しています。これらの利用を通じて、児童の心身の発達を促し、異なる年齢や学年の児童・生徒同士が仲間づくりや居場所づくりができるように支援しています。

フレミラ宝塚から、「年齢の近い大学生との交流を通じて、子どもたちが将来の目標や、やりたいことなどについて考えるきっかけづくりができないか」との相談が本学に寄せられました。

企業や行政と連携して多くのプロジェクトを展開する石賀ゼミでは、中学生に対して、大学生が中・高生の時に経験してきたことを話し、本学へのキャンパス見学ツアーを実施するなど、大学の良さを知ってもらいながら、自分の可能性を感じてもらえるような企画を進めています。大学では、友だちと自由に過ごすことができ、授業が終わったら一緒に遊びに行くなど楽しいことがたくさんあることを知ってもらうとともに、就職などの将来の選択肢も広がることを学んでもらう予定です。

今回、石賀ゼミ生は、フレミラ宝塚で施設を利用している中学生がどのように過ごしているかを見学しました。最初に、施設内を案内してもらった後、スポーツ施設で卓球をしながら、中学生との交流を進めました。その後、学習を支援している「おさらい塾」に参加し、中学生に対して、学校の課題や宿題などをサポートしました。勉強だけでなく、生活面を含めていろいろな話ができました。

フレミラ宝塚の職員は「中学生は、大学生に接していると、とても生き生きとして、普段の教室では見られない反応をしていました。共通の話題も多くて、すんなりと打ち解けたようです。家族や学校の先生とは異なる第三の大人との関係は貴重なものです。そうした関係のなかで将来について考えるきっかけをつかんでもらえると嬉しいです」と話していました。おさらい塾の中学生も「学校では共感してもらいにくい話をたくさん聞いてもらうことができて、とっても楽しかったです」と喜んでいました。

参加したゼミ生も「最初は中学生とコミュニケーションがとれるのか心配していましたが、スポーツでは思いのほか一緒に楽しむことができました。おさらい塾では、勉強だけではなく、普段の生活の話でも盛り上がり、親密になれたので、安心しました。この経験を生かして、中学生を大学に招いて、明るい未来を考える企画を更に進めて行こうと思いました」と、意気込みを語りました。