経営学部の辻教授の2授業で神戸マルイの営業担当者らからマーケティングの実際を学びました
2023/04/24






経営学部の辻幸恵教授の二つの授業で、「神戸マルイ」営業担当チーフリーダーの中村喜美さんらを招いてマーケティングの実務を学びました。神戸マルイ1階に設置された「Kobe Future Market(神戸未来市場)」のコーナーでは、辻ゼミ(3年次生)が年間を通じて応援したい地域の企業や団体、商店の製品や商品、行政のキャンペーン展開について展示企画で紹介しています。
1回目は4月18日に「マーケティング論Ⅰ」で2年次生以上が受講。まず中村さんが講演し、ある店舗の取扱高(売上)、客数、客単価と男女比やクレジットなどのカード決済か現金決済かの割合を実際の数字で示しました。「物やサービスが売れる、より売れる仕組みを考えることを考えるのがマーケティング」だとして、数字の分析を通じて課題を発見し、解決への打ち手を考える授業でした。
取扱高を上げるには客単価を上げねばならず、そのためにはカード決済の割合を高めることが効果的だと教わりました。この講義を受けて、関連会社「株式会社エポスカード」神戸マルイカードセンターの吉村健統括マネジャーがカード決済のメリットとデメリットを紹介し、カード払いは計画的に使えば便利だが、使いすぎると利息の支払いに追われ、思うように返済が進まないこともあり注意が必要だと警告しました。
■神戸マルイ20周年記念イベントでのコラボも決定
2回目は21日に「基礎演習Ⅰ」で2年次生が受講。中村さんから神戸マルイ20周年記念イベントについて、10月15日~11月24日、地元の企業やテレビ局、本学などとコラボし、全館を挙げて実施したいとの意向が示されました。菓子メーカーとタイアップしたイベント実施の実績があることや、今年誕生から20周年になる兵庫県のマスコットキャラクター「はばたん」とのコラボができないかという案を検討していること、人気の「ガチャ」の販売機械を導入することも可能との説明もありました。
この後、中村さんと、営業担当の春日野彩子リーダーの2班に分かれて議論しました。学生からは、「20周年にちなみ、購入金額に応じて獲得ポイントを20倍にする」「(許可された範囲で)商品券やクーポン券を提供する」「本学や地元の学校の課外活動団体と一緒にダンスなどのパフォーマンスを実施して、にぎやかさを演出する」「神戸の伝統工芸を子どもたちに伝えるワークショップを開催する」などの意見が出ました。