神戸学院大学

経営学部

経営学部で神戸税務署による租税教室を開講しました

2025/11/25

講義を受ける経営学部生
講義を受ける経営学部生
神戸税務署の寺内副署長
神戸税務署の寺内副署長
神戸税務署税務広報広聴官の関本氏
神戸税務署税務広報広聴官の関本氏
神戸税務署に勤務する卒業生の留田氏
神戸税務署に勤務する卒業生の留田氏

「基礎演習Ⅱ」を履修する学生を対象とした神戸税務署による租税教室を11月7日にポートアイランド第1キャンパスで開講し、経営学部の宮本幸平教授、吉田康久教授、辻幸恵教授ゼミの2年次生45人が受講しました。

国税庁では、毎年11月11日から11月17日までの1週間を「税を考える週間」とし、この期間を中心にさまざまな広報活動を行っており、今回の租税教室では、神戸税務署の寺内将浩副署長が、「これからの社会に向かって」をテーマに3部形式で税に関する講演を行いました。

最初に、「暮らしの中の税」という切り口で、身の周りの税種や、世界の多様な税金について紹介しました。ハンガリーでは、肥満・生活病が深刻な社会問題となっておりポテチ税(健康推進税)を導入しており、スナック菓子や清涼飲料水など塩分・糖分の高い食品にかけられる税金があると例を挙げました。

続いて、今回のメインテーマである「これからの社会と税」の例として、現状の問題点である高齢化による社会保障費や国債の増加、「受益」と「税負担」の在り方を説明しました。さらに、税務署の職場や職務内容などについても紹介し、具体的な手続きなどについても案内がありました。

次に「税のスペシャリストになるためは」と題し、税務広報広聴官の関本康成氏が国税専門官への道のりや、充実した研修制度、給与について紹介しました。さらに、税理士、ファイナンシャル・プランナー(FP)、宅地建物取引士など業務と並行して目指せる資格についても紹介しました。学生らは、国税の採用試験や、働き方について多く質問していました。

最後に、神戸税務署に現在勤務している法学部卒業生の留田真七斗氏から在学生に向けて、志望動機や基礎研修の体験談、国税の職場に入って良かったこと、やりがいを感じることについて話がありました。

受講した学生からは「年の近い卒業生の話に、興味深く反応していました」「税に関する仕事の内容が理解できてよかった。その中でも査察制度について興味が湧きました」「先輩から仕事内容を聞き、具体的に何をするのかが明確になりました」などの感想があがりました。