神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀教授が担当する「銀行論Ⅰ」で「銀行の業務」についての特別講義がありました

2026/06/18

講師の田中さん(右)を紹介する石賀教授
講師の田中さん(右)を紹介する石賀教授
銀行の業務について講義する田中さん
銀行の業務について講義する田中さん
授業を熱心に聴く受講生ら
授業を熱心に聴く受講生ら

経営学部の石賀和義教授が担当する「銀行論Ⅰ」の授業で6月12日、イオンフィナンシャルサービス株式会社のAFSアカデミーシニアインストラクター、田中秀夫さんの「銀行の業務」についての特別講義がありました。主に3年次生、4年次生対象の授業で、業界についての話を聞いて、全体像をつかんでもらうのが目的です。

金融業界と一口に言ってもメガバンク、地方銀行、信用金庫、信用組合に代表される銀行等のほか、証券会社、投資銀行、保険会社、政府系金融機関があり、「この先の就職活動などで志望を聞かれて『金融(業界)』などと漠然と答えず。もっと絞って答えないとだめです」と、田中さんからアドバイスがありました。

特に銀行については預金、貸し出し、為替が銀行の3大業務で、「お金を安全かつ円滑に社会の中を回るようにする役割」があるとして、貸し付けで受け取る利子から預金者に支払う利子の差額が銀行の収益になると述べました。

田中さんの勤務するイオンフィナンシャルサービスは傘下にイオン銀行などを持つイオングループの金融事業会社です。主に系列のショッピングセンターの中にあるイオン銀行は顧客の声から生まれた銀行だといいます。買い物ついでに立ち寄れるように、夕方も週末も窓口営業しており、イオンに来る顧客を対象にしているため、企業や法人などよりも個人向けのサービスが充実していることが紹介されました。

続いて学生が詳しくは知らない銀行の業務についての説明に移りました。まず、「預金・資産の預かり」業務について、顧客からすれば利便性と安全性のメリットがあり、銀行にとっても低い利子で安定したお金を仕入れることができるメリットがあることを示しました。安全性は具体的には、銀行が破たんしても普通預金や定期預金は1000万円まで、当座預金は全額保護されることや、窓口やATMでのチェック機能によって、にせ札を防止できることなどの紹介がありました。

このほか融資(貸金)、為替(送金)、金融商品の販売、キャッシュレス決済(デビットカードなど)などの業務にも触れました。

続いて学生にとっては関心の大きい資産形成の話題に移り、物価上昇によってお金の価値が下がるため、銀行預金だけでは個人資産は実質的に目減りしてしまい、将来の資産形成のためには投資が必要だと述べました。

短期投資でもうける「投機」とは違って、「投資」とは長期保有でもうけることだと定義。その方法としては株、債券、投資信託があるとし、投資のリスクを減らす方法として、長期(投資期間)、分散(対象商品、地域、時間・時期)、積み立ての3原則を挙げました。非課税枠が活用できるNISAについては、「学生時代からやるべきだとは言いませんが、1000円ずつでも投資して、資金がどのように増減するのを見てみるのも勉強になるのでは」と田中さんは述べました。

受講生からは、「金融が生活や社会を支えていると改めて感じた」、「イオン銀行は、買い物のついでに利用できるので魅力的だ」、「店舗側の手数料の話を聞き、バイト先の店長がカード決済を好まないことが納得できた」、「最近は、災害時に、現金だけでなく、QRコード決済も進みつつあると聞いて驚いた」、「口座を生活費用と貯金用に分けるメリットを実感した」、「投資は、長期・分散・積み立ての3原則が大事だと理解した。この視点でNISAを始めてみたい」、「ローリスクハイリターンの誘いには乗らないようにしたい」などの感想が寄せられました。

受講生からの質問に対する田中さんの回答の実例(抜粋)はこちら
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