神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミが「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」の道の駅や森林鉄道などを見学しました

2025/06/04

大きなリンゴのモニュメントが目印の道の駅「はが」
大きなリンゴのモニュメントが目印の道の駅「はが」
道の駅「みなみ波賀」で名物のかきもちをいただく学生たち
道の駅「みなみ波賀」で名物のかきもちをいただく学生たち
道の駅「みなみ波賀」の特産品販売所を見学
道の駅「みなみ波賀」の特産品販売所を見学
特産品の料理がおいしい道の駅「みなみ波賀」の食堂
特産品の料理がおいしい道の駅「みなみ波賀」の食堂
運行開始した森林鉄道
運行開始した森林鉄道
Eバイクで快走する学生たち
Eバイクで快走する学生たち

宍粟メイプル株式会社(本部・兵庫県宍粟市波賀町)、兵庫県信用保証協会と連携し、「道の駅はが ブラッシュアップ プロジェクト」に取り組んでいる経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミは6月1日、宍粟市の道の駅や森林鉄道を見学して、魅力を満喫しました。

■道の駅「みなみ波賀」で名物のかきもちに感激
神姫バスで三宮ターミナルから山崎停留所に移動した後、メイプル社のマイクロバスに乗り換えて道の駅「みなみ波賀」に到着しました。名物のかきもちを揚げたてでいただきました。口当たりの良さ、素材のおいしさでは意見が一致し、味噌ダレなどのトッピングもあればさらにおいしさが増すのではとの声も出ました。野菜や特産品の販売所も見学。食堂では、地元の特産品を利用した料理を提供しています。周辺の住民の利用も多く、満席状態。食事については、「産地の具材が使われている点が魅力的で、お米が本当に美味しかった」との意見でした。

「フォレストステーション波賀」で森林鉄道に試乗
食事の後には山間の「フォレストステーション波賀」(宿泊・温泉、レストラン、キャンプ場、コテージ村を擁するリゾート施設)へ。当地では、2016年に、12団体がまとまって「波賀元気ネットワーク協議会」が発足し、活動の柱として波賀森林鉄道関連事業が始まりました。機関車調達や周回コースの整備を経て、何と見学当日から定期運行を開始しました。

ボランティアの皆さんも多数来場し、活気に満ちていました。ゼミ生のために臨時便が運行され、きめ細やかなおもてなしに感謝感激でした。運行は約15分。車窓の眺めや線路のきしむ音は、木材が運び出されていた古き良き時代をほうふつとさせるものでした。乗客はファミリー層が多く、子どもたちには良い思い出になりそうでした。

道の駅「はが」活性化の起爆剤はEバイク
道の駅「はが」は1993年にオープンした近畿第1号の道の駅です。近年は訪問客が減少しており、いかに活性化するかゼミの取り組みとして最大の課題です。頭をひねるゼミ生たちは、その魅力を引き出すため、Eバイクに試乗しました。軽い足踏みで速度が出せる電動式自転車(マウンテンバイク型)で、下り坂では時速50キロが出ます。「はが」は15台のEバイクを保有しており、活性化の起爆剤と位置付けています。近くには、日本の滝100選にも選出されている原不動滝があり、Eバイクで滝までサイクリングをしました。風も心地よく、颯爽と森を駆け抜けました。「はが」の魅力を発信する多数の動画を撮影しました。

Eバイクが苦手な学生には、近隣の赤西(あかさい)渓谷や音水湖(おんずいこ)の見学ツアーを開催してもらいました。赤西渓谷は「西の奥入瀬」と呼ばれる美しい景観が魅力です。音水湖は引原ダムの人工湖で、カヌーやカヤックの有数の大会がしばしば開催されます。こうした風景を見られるのも「はが」のアピールポイントです。

一息ついた後、物品販売所で木地師飯(きじしめし)を購入したり、名物のソフトクリームを味わったりしました。木地師飯は木工品職人が多忙な仕事中にも食べられるように、1合のご飯に、鹿肉しぐれ煮、山椒・山菜の佃煮を盛り込んだ、巨大なおにぎりです。ソフトクリームはりんご味でとても味わい深いものでした。

「体感して良さが分かった」学生が感想
帰りのマイクロバスの中で、ゼミ生から、「写真で見るだけだった風景が、体感することで、その良さを実感できた」「森林鉄道やEバイクは若い世代に刺さる」「森林鉄道はライトアップなどで更なる魅力を引き出せる」「子ども向けのEバイクも導入すると良いのでは」「SNSで想(おも)いを届ければ訪問客が増える」などの感想や意見が出ました。一方、名畑浩一社長からは「森林鉄道は定期運行が始まり、新たなステージを迎えた。道の駅は印象が薄い点が課題。今日の経験を踏まえて、課題に関する意見をまとめて欲しい。特に、若い世代による情報発信で訪問客を増やして欲しい」との期待が寄せられました。