神戸学院大学

経営学部

経営学部で在神戸パナマ総領事館による賑やかなダンスを盛り込んだ特別授業がありました

2025/10/22

オープニングでパナマの伝統舞踊を披露
オープニングでパナマの伝統舞踊を披露
パナマのダンスを楽しむ学生たち
パナマのダンスを楽しむ学生たち
パナマについて話すアニー副領事
パナマについて話すアニー副領事
「クンビア」を踊るロベルトさんとナイールさん
「クンビア」を踊るロベルトさんとナイールさん
経営学部の学生から花束を贈られ笑顔のアン副領事(左から3人目)とロベルトさん(右隣)、ナイールさん(左隣)
経営学部の学生から花束を贈られ笑顔のアン副領事(左から3人目)とロベルトさん(右隣)、ナイールさん(左隣)
授業を聴いた教員や学生との記念撮影
授業を聴いた教員や学生との記念撮影
表敬訪問後に懇談する(左から)林坂副学長、辻学部長、アニー副領事、通訳の中西カロリナさん
表敬訪問後に懇談する(左から)林坂副学長、辻学部長、アニー副領事、通訳の中西カロリナさん
学内レストラン「ジョリポー」で提供されたパナマ料理「サンコーチョ」
学内レストラン「ジョリポー」で提供されたパナマ料理「サンコーチョ」

在神戸パナマ共和国総領事館のアニー・ラム・チョン副領事と大阪・関西万博のために来日したダンサー2人を招いて経営学部が10月15日、ポートアイランド第1キャンパスで特別授業を実施しました。

大阪・関西万博パナマパビリオン副代表として自国のPRにも当たったアニー副領事は経営学部の辻幸恵学部長、林坂弘一郎教授(副学長)を表敬訪問して懇談した後、教室へ。パナマの民族舞踊のプロダンサー、ロベルト・ロドリゲスさんとナイール・レモンさんによるオープニングのダンスで幕開けしました。

続いて副領事がスライドを使い、クイズで学生の関心を引きながら中米に位置するパナマの歴史や経済・特産品、文化、有名なパナマ運河の通航システム、日本との関係などについて講義しました。国の特徴として「米ドルを通貨としていることもあって経済は安定し、政治も民主主義を重んじています」と平和で安定した国家であることを強調しました。

経済については「パナマ運河が有名ですがパナマ運河の通航で得られる収入はGNPの6%。主要な産業は銀行業などの金融・サービス業。成長産業は旅行業やエコビジネスです」と話しました。

さらに、スエズ運河と並ぶ世界の二大運河として知られるパナマ運河については3段階で水位の上げ下げをしながら船を通過させる「ロック方式」を採用し、船が通過するには8~10時間もかかることを学びました。

特産品で有名なのはコーヒーだとし、中でもジャスミンのような香りが楽しめる「ゲイシャコーヒー」という品種(日本の芸者とは何の関係もなく、原産のケニアの地域の名前に由来)はオークションで最高級品が1キロ3万ドル以上の値段がついたと紹介しました。

友好国である日本とは貿易を通じて関係が深く、パナマ運河の利用国としても日本は世界3位(重量ベース)という数字も紹介されました。

学生からは「パナマではどんなスポーツが盛んですか」と質問が出ました。副領事は「サッカーと野球です。サッカーはワールドカップに出場しており、野球は米大リーグや日本のプロ野球でも活躍する選手がいます」と答えました。別の学生からは「パナマではどんな料理がありますか」と質問しました。副領事は「サンコーチョというチキンのスープが有名です。鶏肉にタマネギやニンニクなど野菜が入っています。祝い事の食事に出され、二日酔いにも良いとされます。ほかにもアロス・コン・ポヨ(チキンライス)などがあります」と答えました。

この後、再び、ロベルトさんとナイールさんが登場し、華やかな音楽とダンス「クンビア」を披露しました。この日、ナイールさんが身に着けていたブラウスとロングスカートの民族衣装「パジェーラ」の華やかさが目を引きました。最後に経営学部の学生が花束を贈り、感謝を伝えました。

この日、学内のレストラン「ジョリポー」では授業で話題に上がったパナマの料理「サンコーチョ」が提供され、ランチでアニー副領事らに食べてもらったところ、異国で出合った祖国の味に感激の様子でした。