神戸学院大学

経営学部

経営学部の石賀ゼミが県内企業と就活生のマッチングを応援~みなと銀行との連携プロジェクトスタート~

2026/09/25

プロジェクトに参加した石賀ゼミ生
プロジェクトに参加した石賀ゼミ生
「みなと採用応援パック」について説明する、みなと銀行の伊藤和生さん
「みなと採用応援パック」について説明する、みなと銀行の伊藤和生さん
開発したアプリについて説明するゼミ生の谷和花さん
開発したアプリについて説明するゼミ生の谷和花さん
MBTIについて説明するゼミ生の伊藤颯真さん
MBTIについて説明するゼミ生の伊藤颯真さん
企業のPR動画について説明するゼミ生の安田賢さん
企業のPR動画について説明するゼミ生の安田賢さん

経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミと株式会社みなと銀行(神戸市中央区)が県内企業の採用活動を支援する産学連携プロジェクトがスタートしました。ポートアイランド第1キャンパスで9月9日に開かれた説明会には、みなと銀行、大学コンソーシアムひょうご神戸の関係者が参加し、学生主導で開発した性格診断などに基づく企業の選定アプリや企業の紹介動画などが紹介されました。今後、半年間をかけて県内企業の採用活動の支援方法をブラッシュアップします。

■起点は「みなと採用応援パック」
今回の産学連携プロジェクトの起点となったのは、みなと銀行の「みなと採用応援パック」です。同社は大学コンソーシアムひょうご神戸が主催する企業・自治体課題解決プログラムに、このサービスの活性策を課題として登録し、複数の大学と連携を図っています。石賀ゼミでは、応援パックを利用する県内企業に対する就活生の理解を深めるという課題に取り組んでいます。会の冒頭、みなと銀行の伊藤和生氏より、地元企業と学生との接点づくりなどを支援する会員制サービス「みなと採用応援パック」について説明がありました。

■生成AIでアプリ開発
ゼミ生の谷和花さんは、生成AIのChatGPTを利用して、性格診断および就職価値観を基盤とするアプリを開発、その内容と活用方法について説明しました。就職価値観は「顧客とのかかわり」「安定して働く環境」「挑戦・創造」「専門性と成長」「地域社会への貢献」の5項目で整理しています。性格傾向を30%、就職価値観を70%としてマッチ度を算出し、「みなと採用応援パック」企業の中から相性の良い企業を5社提案しています。学生が、知名度だけでなく、自分が仕事で何を大切にしたいかという点やどんな環境で能力が発揮できるかという点に基づいて地域企業を選ぶことができるように工夫しました。

■性格診断ツール「MBTI」を紹介
上記のアプリで用いたのが性格診断ツール「MBTI」です。「MBTI」の利用を提案したゼミ生の伊藤颯真さんがその概略を紹介しました。同ツールは、興味関心(外向型か内向型か)、ものの見方(感覚型か直観型か)、判断の仕方(思考型か感情型か)、外界への接し方(判断型か知覚型か)の4項目に基づいて性格診断を行い16タイプに分類しています。本学のオープンキャンパスでキャンパスツアーなどを行う学生団体のオーキャンズでMBTIを共通の話題づくりに役立てていることや、外資系企業がチーム作りなどで利用していることを報告しました。

■企業のPR動画の作成
ゼミ生の安田賢さんは、生成AIを利用した企業のPR動画について報告しました。みなと採用応援パックに登録しているイーエスプランンイング(神戸市中央区)を取り上げ、ChatGPTを利用して同社のホームページから同社の特徴をプロンプトとして抽出し、その内容を基にGemini Flashで動画を生成、最後に編集ツールのCapcutで修正してPR動画を完成させました。プロンプト作成から動画生成、編集まで約2時間半で完成させています。安田さんは、作業のプロセスおよび作業において乗り越えるべき課題についても触れました。

■「みなと採用応援パック」企業の分析
石賀教授は、「みなと採用応援パック」に参加する企業について、アンスロピック(Anthropic)のClaude Codeを利用して「企業認知度ランキング」を作成しました。このランキングは、上場の有無、メディア露出度、求人サイトへの掲載状況、企業規模などに基づいて認知度を分析しています。結果として、認知度が低いと分類された企業も多く、地域企業を学生に知ってもらうことの難しさが見えてきました。

■「企業の魅力を発信したい」
参加者からは、キックオフミーティングの段階でプロジェクトがかなり進んでいることへの驚きと評価の声がありました。また、「性格診断などを通じたタイプの判定は納得感があるが、この結果を企業とどのように結びつけるかは、今後しっかりと分析していく必要がある」との意見もありました。
学生からは、「MBTIの構造を分析でき、良い経験になった」「メディアの取材もあり、今回の取り組みが大学内だけでなく、地域や企業に関わる企画だと改めて実感した」「今後も新たな動画作成に取り組み、地域企業の魅力を発信していきたい」などの感想が寄せられました。

■「企業を訪ねて動画を撮れば?」
この後、参加者とゼミ生が、グループに分かれて意見交換しました。アプリについては、「制作する上で特に大切にしたことや工夫した点」などが議論になったほか、「ChatGPTなどのAIの使い方はどこで覚えるのか」という質問がありました。動画に関しては、「実際に企業に行って動画を撮り、深掘りした内容で制作してはどうか」「みなとカフェで動画を流してみることは興味深い」などの意見が交わされました。
石賀教授は「ゼミ生の発想と生成AIの力で、県内企業と学生の新たな出会いが進みそうだ。今後のゼミ生の挑戦が楽しみ」と締めくくりました。

サンテレビニュース「学生の県内就職を後押し 神戸学院大学が金融機関と連携プロジェクト」の動画はこちら

神戸新聞NEXT「就活アプリと動画で県内企業の採用支援 神戸学院大とみなと銀行が連携」の記事(会員限定)はこちら