経営学部の石賀教授が担当する「銀行論Ⅰ」の授業で尼崎信用金庫職員の皆さんの特別講義がありました
2026/07/31
経営学部の石賀和義教授の担当する「銀行論Ⅰ」の授業で7月10日、尼崎信用金庫(本店:尼崎市開明町、略称:あましん)の職員の皆さんによる特別講義がポートアイランド第1キャンパスで開かれました。
神戸支店の木内康智支店長が司会を担当し、第5ブロック担当(神戸・神戸東・深江・六甲・三木)の小澤浩太郎常務理事執行役員が「石賀教授と私がかつて日本銀行で一緒に勤務していたことから今回の授業につながりました。(信用金庫の業務は地域に根差しており)地域が元気でないと、私たちは業務ができません」とあいさつしました。
続いてサステナブル推進部の鈴鹿臣部長代理が、預金量が全国254ある金庫のうち8位、兵庫1位にランキングされ、1921年に創業した「あましん」の概要などについて説明しました。兵庫、大阪両府県に88本支店(インターネット支店含む)を展開し、地域の発展のために特に力を入れているのは地域貢献活動とコンサルティング活動だといいます。地域の環境改善の取り組みも多数紹介。地域に対して「大事にしているもの」として、「コミュニケーションによる人とのつながり」を挙げました。
この後、第一線で働く人たちが仕事の内容などを紹介しました。入職して3年目で、本学卒業生でもある深江支店の松木紘弥さんは「入庫前は金融知識がなく不安でしたが、研修やOJT、メンター制度などのおかげで不安は次第になくなりました」と述べました。現在は渉外係として顧客への訪問、ライフプランに合わせた商品の提案、資金ニーズに合わせた融資などの仕事に取り組んでいます。
今春六甲支店に異動したばかりの大西玲奈さんは、神戸東支店で1年9カ月担当した「渉外係」の主な仕事は融資の提案、コンサルティング業務、資産運用の提案だと説明しました。事業承継で相談に乗っていた個人事業主の顧客には住宅ローンの借り換えや節税対策となる保険の提案などを実施して喜ばれ、「預金係だった経験が生かされました」と振り返りました。
神戸東支店の針本健弘支店長代理は神戸市内店舗と三木支店における取引先の分布や業種の特性について説明しました。地域によって取引先の事業所の業態もニーズも異なることをそれぞれ具体的に示しました。本学が位置し、神戸支店が担当するポートアイランドでは「運送業に関わる事業所の方が多く、車両の購入資金の融資などを実施しています」と述べました。
「国際業務と外部出向」のテーマで話した国際部の大前由香利係長は、昨年出向していたJETRO(日本貿易振興機構)神戸事務所での経験を紹介しました。あましんからJETROに出向する理由は「国際部では外国送金などの貿易取引の決済や外貨預金商品の企画・運営などの業務を行っており、地域企業の海外事業展開の役に立ちたいから」と述べました。
同じく国際業務に関わっている神戸支店の村中良輔支店長代理は、「私が国際業務に取り組むようになったきっかけは自分の取引先に海外と取り引きする企業が多く、興味を持つようになったことです。ほかの職員がやらない業務に強くなりたいとも思いました。海外研修に参加し、貿易業務で顧客のハートをつかめたこともあります」と述べました。
最後に講師の皆さん全員が登壇し、石賀教授が「信用金庫で働いていて、一番良かったことは?」と尋ねました。「お客さまが資金繰りで悩んでいたとき、真っ先に相談してもらえたことです」「あなたと知り合って、事業を大きくできたと感謝されたことです」「お客さまの人生の数々の瞬間に立ち合えたと時にやりがいを感じました」などの回答がありました。
受講生からは、「地域一体型オープンファクトリーやあましん緑のプロジェクト(植樹活動)など環境問題への取り組みに力をいれていることが印象に残った」「JETROと連携した海外展開支援、外国人材の採用支援、SWIFT(取り扱いは西日本であましんを含む3金庫のみ)による海外送金など、国際的な視点で企業を支援していることを知ることができた」「本学出身者による仕事内容の説明はよくわかった」「女性の方々がハキハキと話している姿をみてかっこいいと感じた」などの感想が寄せられました。
