経営学部の石賀ゼミが灘五郷の酒文化の活性化のため新商品開発に産学連携で取り組んでいます
2026/05/21
日本酒の文化を広める活動に取り組む経営学部の石賀和義教授の3年次生ゼミ生が地元企業と連携し新商品開発に着手しました。若者目線のアイデアにパティスリー(洋菓子店)のカッサレード(神戸市灘区)と浜福鶴吟醸工房(神戸市灘区)が関心を寄せ、2社の協力を得て酒粕入りのチーズケーキの開発がスタートします。
■これまでの取り組み
石賀ゼミの3年次生は、「日本有数の酒蔵である灘五郷のお酒の文化を、酒を飲まない人や未成年者にも身近に感じてもらえるきっかけをつくりたい」と考え、酒粕などを使った商品に着目、企業間連携プロジェクトやイベントでのプロモーション企画に取り組んでいます。今年3月のオープンキャンパスでは、浜福鶴吟醸工房と連携して、第1弾として甘酒キャラメルと酒粕ハンドクリームのテストマーケティングを実施しました。現在、文化祭などのイベントに向けて、酒粕に関連した「ベビー粕(かす)テラ」の商品開発を進めています。
■カッサレードでの意見交換
パティスリー・カッサレードは、オーナーシェフの大西秀輝氏が「幼少期にアメリカで味わったチーズケーキの味をたくさんの人に伝えたい」との思いで創業したチーズケーキ専門店です。本店はJR住吉駅近くにあり、近年は、地元の活性化の一環として、御影郷の酒蔵の酒粕を利用したチーズケーキを販売しています。同ゼミ生はカッサレード本店において、浜福鶴の酒粕を利用したチーズケーキの可能性について意見交換の機会をいただきました。そこで酒粕チーズケーキ製造にかかわる難しさや課題について大西氏より指摘があり、また、ベビー粕テラ商品開発については「パフォーマンスを用いた演出」があれば良いのではとのアドバイスをいただきました。
■産学連携の進展
ゼミ生は次に浜福鶴吟醸工房を訪問し、担当の張海潮氏に、カッサレードの商品を実際に見ていただいたうえで酒粕入りチーズケーキの製造に関して意向を伺いました。酒粕入りチーズケーキの開発に前向きな回答を得ることができ、酒粕のサンプル提供もいただきました。ゼミ生は再度、カッサレードを訪問し、浜福鶴の反応を伝えました。こうして5月14日に晴れて新たな商品の開発がスタートすることになりました。
■学生の感想
今回の取り組みについて、ゼミ生は「自分達のお酒の文化に対する考えが理解されたうえ、新たな企業連携が進みそうでとてもワクワクしている」と話しています。新商品のベビー粕テラについても、有意義なアドバイスをいただいたことが貴重な学びとなりました。石賀教授は「学生主導でビジネスマッチングが進むことは珍しい。こうした連携が地域活性化につながっていくと良い」と期待を寄せています。
