社会連携
学生56人が「大学都市KOBE SDGsマルシェ」で出展・発表を行いました
2025/12/22
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォームが主催する「大学都市KOBE SDGsマルシェ」が12月7日に、甲南大学の岡本キャンパスで開催され、本学からは3団体が「SDGs チャレンジピッチ」で発表を行ったほか、「SDGs アクションブース」に5団体がブースを出展しました。
「大学都市KOBE SDGsマルシェ」は、一般社団法人神戸産官学プラットフォームのプロジェクトとして、神戸市内の大学・企業・団体で展開される多彩なSDGsチャレンジを集結させ、各チャレンジを来場者と楽しみながら共有するイベントです。昨年に引き続き、2回目の開催となった今回は計46ブースが出展し、学生によるSDGsチャレンジピッチ、産官学の有識者によるSDGsトークセッションが同時に開催され、724人以上の来場者がイベントを楽しみました。
1. SDGsチャレンジピッチ
2部構成で開催され、本学から3団体が登壇し、SDGs達成に向けた提案や活動を紹介しました。第1部:SDGs Action Pitch最終報告会
「六甲アイランドで新しい彩りコトを起こそう」をテーマに六甲アイランドの活性化に関する施策を立案・発表する取り組みで、本学から2チームが参加している他、甲南大学、神戸松蔭大学、神戸国際大学から計7チームが参加しています。9月にキックオフイベントを行い、10月の中間報告会を経て、今回が最終報告会となりました。
- チームASK「めぐる六甲アイランド」
有瀬キャンパス所属の3人の学生からなるチーム「ASK」は、六甲アイランドの魅力を再発見し、環境意識とSDGs意識の向上を目指す企画を発表しました。グルメや芸術などを巡るスタンプラリー、ホテル内で行うエコクイズ企画、フードロスに配慮したエコマルシェ、環境配慮型のスカイランタンの実施などを紹介。地域住民や観光客が楽しみながら六甲アイランドの魅力を再発見できるイベントを提案しました。 - チームぽ~愛「異文化サマーフェスティバル」
ポートアイランドキャンパスに所属する3人の学生で構成されるチーム「ぽ~愛」は、六甲アイランドの国際色に着目し、月替わりで異なる国のお祭りを行う企画を発表しました。服飾専門学校との連携による民族衣装の着付け体験や、ホテルとのコラボによるテーマ国別ランチ提供を提案。さらに、テーマ国の音楽ライブやダンスショー、子ども向け文化体験ワークショップなどを通して、地域の回遊性向上と賑わい創出を目指す取り組みを提案しました。
第2部:SDGsチャレンジピッチ
神戸市内の大学生が行っているSDGsの取り組みについて各団体が発表を行い、本学からも1団体が発表しました。
- BLIK FOR BLIK 現代社会学部 田路獅誠さん
「『やらされる防災』から『やりたくなる防災』へ」をテーマに、団体での取り組みについて発表しました。防災課題として「室内防災(家の中の対策)」の実施率が低いことを説明した上で、田路さんがレゴブロックを用いて開発した、室内防災をシミュレーションできる装置「三次元振動台」について紹介。今後は、現在取り組んでいる小中学校等での授業に加え、この装置を使ったデータ収集やソフトウェアの開発を行いたいと展望を語りました。
- 現代社会学部 菊川裕幸講師ゼミ「神戸学院大キャンパス発!オリジナル堆肥を用いたSDGsファーム」
菊川ゼミでは、「市内大学生で彩る ファーマーズマーケット Sub-PROJECT」の一環として、ポートアイランド第1キャンパスに菜園を設置し、SDGs肥料「神戸ハーベスト」やゼミ開発のオリジナル堆肥を用いた栽培活動に取り組んできました。当日は、学生が愛情込めて育てたブロッコリーやベビーリーフ、ホウレンソウ、ラディッシュを販売。育てた野菜を使ったサラダの試食会も実施しました。また、「いもむし展」と題して、収穫した野菜に付着していた虫の展示も行い、SDGs肥料での栽培活動について紹介しました。
野菜栽培の様子はこちら
- 経営学部 辻幸恵教授ゼミ「神戸学院大学 フェアスマイル」
神戸珈琲や神戸紅茶とコラボしたコーヒー・紅茶や、チョコレート、クリスマスカードなどのフェアトレード商品を販売しました。また、学生たちがクラウドファンディングで製作した、フェアトレードを学べるゲーム「ショコラトレード」の体験会も実施しました。 - 経済学部 井上善博教授ゼミ「プログラミングカーが世界を救う」
人が運転しなくても運行可能な「プログラミングカー」の紹介のため、プログラムを読み込ませて指定したルートを走らせる小型のプログラミングカーを動かすワークショップを実施しました。 - グローバル・コミュニケーション学部 森下美和教授ゼミ「淡路市カレンデュラプロジェクト」
淡路市で栽培されたカレンデュラというハーブから抽出したオイルでハンドクリームを作るワークショップを行いました。学生たちは参加者と一緒に作業を行う中で、カレンデュラの効能やゼミの取り組みについて来場者に紹介しました。 - 薬学部生有志「Carbon herb farm」
薬学部3年次生の大西花歩さんは、高齢化により休耕田が増えていく町の現状に気づき、実家の休耕田をどうにか活用できないかと思い立ち、ハーブ栽培を行っています。ブースでは、ブレンドティーなどのオリジナル商品を販売し、ハーブの魅力や農業の現状などを来場者へ伝えました。来場者からは、「多くの学生たちのSDGsの取り組みを知ることができた」「体験イベントも多く、子どもたちも楽しみながら学ぶことができた」といった感想がありました。
