神戸学院大学

社会連携

『土曜公開講座 私たちの思考の癖を探る-判断と意思決定の心理学-』を開催しました

2020/10/19

 第80回神戸学院大学土曜公開講座を10月17日にポートアイランド第1キャンパスで開催しました。
 2回目となる今回は、心理学部長谷和久講師による「私たちの思考の癖を探る-判断と意思決定の心理学-」と題した講座で、クイズや動画を流し受講者へ問いかけながら心理学について講義を行いました。
 人の思考のあり方として自動的に働き、特に労力を必要としない思考様式の「システム1」、時間と労力を必要とする思考様式の「システム2」の紹介をし、それぞれのシステムの働きを実感するため、書かれた文字の色を答える「ストループの課題」を実践しました。この課題から「システム1」にはすぐに回答でき、「システム2」の回答には時間を要することを実感してもらいました。また、何人かでボールをパスしている動画から、特定の人物のパスの回数を数える課題をしました。人は回数を数える際に、突然現れたパスの中を横切るゴリラの存在や周りの色の変化などには影響を受けにくく、他の物事に注意をしていると予期せぬものを見落としやすいことが分かりました。
 その後、「システム1」がもたらす思考の癖として有名なチェッカー・シャドウ錯視などさまざまな錯視を例に挙げ、受講者の方も錯覚がもたらす錯視を楽しみました。また、直観や感情に頼る「システム1」がもたらす判断の歪みや誤りである「ヒューリスティック・バイアス」についても紹介しました。
最後に、より良い判断や選択には『自動的に働き、知らず知らずのうちに答えを出す「システム1」にもたらされる判断の歪みとはどのようなものか知ること、ヒューリスティック・バイアスが生じる状況では立ち止まり再度考えること』が重要だと説明しました。
 受講者の方からは、大変興味深くあっと言う間の90分だったという感想が寄せられました。

*今後の講座*【申込多数のため、全講座が抽選となっております。当選された方のみ受講許可ハガキを大学よりお送りいたしますので、当日は当選ハガキをご持参ください。】
・10月24日『ユーモア感覚から心の健康を考える』         申込締切:10月12日
心理学部 岡村心平講師
・11月7日 『アルコールと疾病リスクとの関連性』         申込締切:10月26日
栄養学部 大平英夫准教授
・11月14日『みぢかな栄養素と健康』               申込締切:11月2日
 栄養学部 吉村征浩准教授 
・12月12日『私たち人間のもつ“免疫”という防御システム』    申込締切:11月30日
 栄養学部 坊池義浩講師
土曜公開講座について詳細はこちら(http://www.kobegakuin.ac.jp/social_contribution/lifelong/saturday/)