神戸学院大学

社会連携

吃音のある若者が接客する「注文に時間がかかるカフェ」で社会リハビリテーション学科の学生たちが協力しました

2022/10/11

ドリンクの準備をする「注文に時間がかかるカフェ」のスタッフ
ドリンクの準備をする「注文に時間がかかるカフェ」のスタッフ
カフェのカウンターは「優しさ」がいっぱいでした
カフェのカウンターは「優しさ」がいっぱいでした
ドリンクを手渡しするリーダーの北御門さん(右)
ドリンクを手渡しするリーダーの北御門さん(右)
スタッフ全員で記念撮影
スタッフ全員で記念撮影

滑らかに話すことが難しい吃音(きつおん)のある若者が接客にあたる「注文に時間がかかるカフェ」が10月8、9両日、JR三ノ宮駅南口駅前広場で開かれ、総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学部の学生らが運営に参加しました。

自身も吃音がある奥村安莉沙さんが過去に富山、神奈川、三重で主催してきており、今回は本学と共催となりました。「サンノミヤシティピクニック2022」のイベント会場の一画を占め、多数の来場者でにぎわいました

テークアウトのみのメニューは、イチゴ果肉入り兵庫県産ユズを使ったオリジナルジュースをメインに、コーヒー、ココアなどを無料で提供しました。吃音のある大学生と高校生ら9人のほか、本学学生8人が整理券の配布やカウンターの中でのドリンクの用意を主に担当しました。

カウンターでは、ドリンクの準備をする間に吃音に関する理解を深めるクイズに答えてもらい、全問正解すると菓子をプレゼントするサービスもありました。「吃音がある人と同じクラスになったらどうする」の問題では、「他の人と同じように接する」が正解でした。配布したリーフレット「接客業の夢をもつ吃音の若者が働くカフェ」では、若者スタッフの声を紹介し、サポーター登録を呼びかけています。自由にメッセージを書いてもらうコーナーでは、温かい言葉が並びました。

学生のリーダー、北御門光太郎さん(1年次生)は「話すのに時間がかかっても、じっくり聞けば問題なく会話ができます。吃音のある方々と接触するのはこれが初めてですが、一緒に作業することで、すごく勉強になっています。今回参加した私たちは、将来社会福祉の世界で働くことを目指している学生が多く、吃音のある方と話すときに、この経験が生かされます」と話していました。

カフェ当日の模様は多数のメディアに取り上げられました。
【メディア掲載報告】
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神戸新聞 こちら