神戸学院大学

国際交流

プレカルパチア国立大学との「日宇オンライン学生フォーラム&セミナー」が終講しました

2022/03/24

日宇オンライン学生フォーラム&セミナーの修了証書
日宇オンライン学生フォーラム&セミナーの修了証書
修了証書を授与する岡部所長
修了証書を授与する岡部所長

昨年9月に協定を結んだ西ウクライナのイヴァノフランキウシク市にあるプレカルパチア国立大学と本学の学生が参加する「日本ウクライナ・オンライン学生フォーラム&セミナー」が2月18日に終講しました。

このプログラムは、2月15日から4日間にわたり主に本学の学生20人とプレカルパチア国立大学の学生20人が一緒にフォーラムで学び、本学教員による講義受講やグループ・ディスカッション、プレゼンテーションを行う内容でした。

フォーラムの使用言語は英語で、加えてウクライナ人学生は、午後から日本語の授業を受けました。また、この短期講座は、包括連携協定に基づいて神戸親和女子大学にも提供され、同大学の学生4人が参加しました。

モデレーターは、国際交流センター所長の岡部芳彦経済学部教授で、初日は「クール・ウクライナ!クール・ジャパン!」、2日目は「日本のアニメの魅力と産業としての課題」、3日目は「おもてなし」をテーマに講義を行いました。毎回、アイスブレイクとして一対一のランダム・トークに始まり、グループディスカッションをしました。その成果をもとに、最終日には「日本とウクライナの距離が近くなるために、何をすべきか」をテーマに各グループがプレゼンテーションを行いました。

本来は5日間のプログラムで、最終日は岡部教授がウクライナの同大学に赴いて対面講義を行い、本学生がオンラインで受講するというユニークな形式で計画していましたが、ウクライナをめぐる情勢のため、4日間に短縮しての実施となりました。最終日には受講者は、プレカルパチア国立大学のヴァレンティーナ・ヤクビブ国際交流担当副学長と岡部所長が署名した共同の修了証書を授与されました。

岡部所長は、「日本とウクライナの大学の間でこのような短期講座が実施されるのは初めてで、ウクライナ学生の意欲は非常に高く、また本学生にとっても英語を通じたウクライナの学生との対話はいい経験となりました。お互いにウクライナ人・日本人と初めて話すという学生がほとんどで、日宇外交関係30周年記念の年に相応しいプログラムとなりました。残念ながら最終日のウクライナにおいての講義は実現できませんでしたが、今後も継続して実施したいです」と語っています。

また、本学生22人、神戸親和女子大生2人、西ウクライナ国立大生35人が参加し並行して同じプログラムが行われ、2月21日に終講しました。

ロシアのウクライナ軍事侵攻から3月24日で1カ月がたちました。ウクライナの学生たちの無事を願わずにはおれません。

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