学術交流協定を結んだウクライナの２大学（プレカルパチア国立大学・西ウクライナ国立大学）との「日宇オンライン学生フォーラム＆セミナー」がこのほど、それぞれ４日間の日程で開催され、期間中の２月17日には日本文化体験プログラムがありました。

姫路市を中心に活躍する日本舞踊桃宗流蓮扇会の桃宗蓮和（とうしゅう・れんな）家元を招き、日本舞踊の講習ならびに２人の弟子による舞踊の実演をウクライナの大学に同時配信しました。今回のグローバルセミナー参加の上記２大学以外に、別の協定校のリヴィウ工科大学からも参加があり、本学学生と併せて、総勢71人が体験しました。

桃宗家元から日本舞踊や舞台で使われる用語の解説をしてもらい、廻り舞台などの工夫、くろこなど舞台を形作る大切な役割をもつ人々の紹介など、動画を見ながら教わりました。桃宗家元は、覚えたてのウクライナ語で指導いただくなど、終始なごやかな交流となりました。

弟子の広田陽華（桃宗豊花）さん、江口絵里子（桃宗聖芭）さんが、童謡「うれしいひなまつり」に合わせ、桃宗家元が振り付けた舞踊を披露しました。この後、桃宗家元が日本舞踊の所作の基本を手ほどきし、ウクライナの大学生が指導に従って身体を動かし、初の日本舞踊体験を楽しみました。また、本学留学生２人も対面で参加しました。

最後に、今回の日本文化体験の通訳をしてくださったナディア・ゴラル氏（リヴィウ工科大学日本語教師、2022年度経済学部客員教授に就任予定）からのあいさつと日本舞踊講習の講師の方々への感謝状贈呈をオンライン上で行いました。

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