神戸学院大学

社会連携

ナガサワ文具センターとの連携プロジェクト「Kobe INK物語×神戸学院大学」がスタートし、キックオフを行いました

2025/09/17

「KOBE Ink物語」について説明する竹内氏
「KOBE Ink物語」について説明する竹内氏
プロジェクトに込める想いについて語る押場さん
プロジェクトに込める想いについて語る押場さん
インクカラーを検討する学生たち
インクカラーを検討する学生たち
インクカラーについて議論を交わす学生たち
インクカラーについて議論を交わす学生たち
NAGASAWA煉瓦倉庫店での記念写真
NAGASAWA煉瓦倉庫店での記念写真

現代社会学部、経営学部、人文学部の学生が中心となり、株式会社ナガサワ文具センター(以下ナガサワ文具センター)と連携し、大学オリジナルインクの開発プロジェクト「Kobe INK物語×神戸学院大学」がスタートしました。

このプロジェクトは、現代社会学部2年次生の押場帆香さんが、「Kobe INK物語」の開発者であるナガサワ文具センターの竹内直行氏に直接相談したことから始まりました。押場さんからの提案をきっかけに、現代社会学部の岡崎宏樹教授、経営学部の辻幸恵教授、人文学部の金益見准教授の協力のもと、大学オリジナルインクの開発が決定。ポートアイランドキャンパスと有瀬キャンパス、それぞれのイメージを表現した2色のオリジナルインクを制作することになりました。

プロジェクト開始に伴い、NAGASAWA煉瓦倉庫店において、8月21日にキックオフを行いました。

ポートアイランドキャンパスのインクを検討する学生として、押場さんの他、現代社会学部2年次生の本邑希帆さん、清水絵鈴奈さん、荻野和夢さん、三尾穂果さん、寺口実伽さん、経営学部2年次生の松井優実さん、小見山愛衣さんが参加しました。また、有瀬キャンパスのインクを検討する学生として人文学部3年次生の鎌谷樹来さん、外山太一さん、4年次生の武内桃佳さん、田村知聖さん、松田翔大さんが参加し、さらにプロジェクト全体のマーケティングや広報戦略については、経営学部3年次生で辻ゼミの伊藤梨世さん、西本楽さんが議論に加わりました。

まず、ナガサワ文具センターの竹内氏より、「Kobe INK物語」の誕生から現在について説明を受けました。「Kobe INK物語」は、阪神・淡路大震災後、復興支援へのお礼の手紙を書く際に、震災から復興していく神戸の街並みをモチーフとしたインクを使いたいという想いから誕生しました。1色目の「六甲グリーン」から、現在では150色を超えるインクがあり、その一つひとつに神戸の名所にまつわるストーリーが込められています。

説明の後、参加学生はポートアイランドキャンパスのインクを検討する「KPCチーム」と有瀬キャンパスのインクを検討する「KACチーム」に分かれ、オリジナルインクのカラーを検討しました。学生たちは、それぞれのキャンパスが持つ歴史、特色、風景について活発な意見を交換し、イメージに合うインクの色合いについて理解を深めました。特にKACチームでは、有瀬キャンパスの豊かな自然と歴史の深みを表現しつつ、KPCカラーとの調和も考慮した色彩のバランスを熱心に議論を交わしていました。

議論の結果、ポートアイランドキャンパスのインクは神戸の海をイメージした青色を基調としたカラーに、有瀬キャンパスは豊かな自然と歴史の深みを表現する緑色を基調とすることを決定し、調整を進めることになりました。

今後は、インクカラーに合わせたパッケージデザインの作成へと移行します。本プロジェクトは2026年中の完成をめざして取り組んでいきます。

参加学生のコメント
現代社会学部 現代社会学科 押場帆香さん
このインクは大学の魅力を発信するだけでなく、卒業生の方や在学生が卒業後、キャンパスライフの思い出を懐かしんでもらえるものになったら嬉しいです。今回のキックオフでは、プロジェクトメンバーと初めて顔を合わせて内容について相談しました。私一人では出てこないアイディアが出て、面白いアイディアの掛け合わせがあってとても面白かったです。

経営学部 経営学科 伊藤梨世さん
自分の知らなかった「Kobe INK物語」というものについて、作られたきっかけ、背景含めた歴史を深く知ることができました。竹内さんが仰っていた、イメージするものの色を実際見て、再現するというのはとても新鮮で、今まで、青、赤、黄などという、ただ単に色とだけしか認識していなかったものがそれぞれ少しずつ違い、風景のイメージが湧く新しい感覚を知ることができました。また、色のこだわりだけではなく、パッケージ等のこだわりもあり、買う前にどのような色が入っているかがわかるような工夫がされていて、製品に対してとても丁寧に、大切にされているんだなと感じました。

経営学部 経営学科 西本楽さん
今回の企画に参加するまで「Kobe INK物語」の存在を知らず、ましてや100色以上もあることに大変驚きました。土地の名前が付けられたインクは地域性があり面白く、色彩表現も豊かで、写真に携わる自分にとって非常に興味深い体験でした。この中に神戸学院の色も加わると思うと、とても嬉しく感じます。