神戸学院大学

社会連携

社会防災学科の佐伯琢磨教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2021/10/04

5人のゼミ生がスタッフを務めました
5人のゼミ生がスタッフを務めました
ゲーム前の説明をする佐伯先生
ゲーム前の説明をする佐伯先生

現代社会学部社会防災学科の佐伯琢磨教授は10月2日に、KOBEこども大学「ゲームで“そなえ”を学ぼう!~人生におけるリスクをゲームで体験してみよう~」を、グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで小学生3~6年生とその保護者2組、他関係者に対して実施しました。講師は、佐伯教授とゼミ生の浦拓郎さん、細川颯太郎さん(いずれも同学科4年次生)、岸本直樹さん、髙橋莉子さん、安藤龍生さん(いずれも同学科3年次生)がアシスタントを務めました。

最初のミニ講義で、ゲームを始めるための基礎知識として、「リスク」について学びます。リスクは、損失という不利益な結果をこうむる「確率」とその「損失の大きさ」の2つの要素からなることを説明。災害におけるリスクや、リスクそのものを小さくするための知識として地盤や地形、建物の耐震性、そして、リスクが起こった場合の補償(保険)など、リスクマネジメントについて、事例を交えながらわかりやすく話しました。

基礎知識を学んだあとは、いよいよゲームを開始。参加者を5グループに分け、それぞれ最初に資本として5000万円を渡します。
都心、山側、海側それぞれの立地に、さまざまな条件の異なる家が売り出され、その中から予算と相談しながら、自分たちが住む「住まい」を選び、地震保険・火災保険、耐震補強をするか、「教育」「留学」「ボランティア」の経験値を上げるプログラムに参加するかを決めて費用を支払います。
ゲームは10年間です。その中で、「地震」「大雨」「大雪」「津波」などの災害の他、「経験値を上げるイベント」が起こります。ゲームの勝敗は、最終的な、資本(現金)、不動産(家)価値、経験値数の総合計で競います。
同じ資本金からスタートしたものが、自然災害が発生した際、保険や耐震補強の選択、経験値を上げる選択の違いによりどのような差が出てきたのか、ふりかえりの中で、参加者に説明し、ゲームを通してリスクマネジメントについて学びました。参加者から「ゲームを通して楽しく保険の仕組みやリスクに対する備えを学ぶことができた」と感想がありました。