神戸学院大学

社会連携

神戸学院大学生×淡路市職員コラボチームが淡路市長への政策提言を行いました

2025/09/25

前方左から、角村教育長、備酒学長、戸田市長、植松副市長、富永副市長、後方学生と地域おこし協力隊
前方左から、角村教育長、備酒学長、戸田市長、植松副市長、富永副市長、後方学生と地域おこし協力隊
提言をプレゼンテーションする学生たち
提言をプレゼンテーションする学生たち
講評する戸田市長
講評する戸田市長
淡路市にある兵庫県立津名中学校訪問(8月28日)
淡路市にある兵庫県立津名中学校訪問(8月28日)
プレゼンテーションの準備(9月4日)
プレゼンテーションの準備(9月4日)
提案内容について議論を深める学生たち
提案内容について議論を深める学生たち

8月から5回にわたる研修会やチーム会議を重ねてきた学生有志たち17人と淡路市の職員および地域おこし協力隊とのコラボチームが、9月10日に淡路市防災あんしんセンター(兵庫県淡路市生穂新島8番地)で、淡路市長らに対し政策提言プレゼンテーションを行いました。

発表会には淡路市から戸田敦大淡路市長をはじめ、植松浩二副市長、富永奈緒美副市長、角村光浩教育長を含む市役所職員約15人と本学から備酒伸彦学長が参加しました。

淡路市は、教育のデジタル化を推進するための教育現場へのタブレットの導入を全国に先駆けて実施をしてきた自治体です。今年は「淡路市のタブレット教育について」をテーマにその効果的な活用方法について政策提言を行いました。

学生と淡路市職員等は、「キカクココチーム」と「淡路学院~HAPPY PANCAKE~チーム」の2グループに分かれ、夏休み期間を利用し、約1カ月の間にチームミーティングを繰り返し、淡路市教育委員会へのヒアリングや、兵庫県立津名中学校への教育現場訪問などからリアルな課題を整理し、提案内容を精査するなど準備をしてきました。

キカクココチームはタブレット教育の有用性が保護者には伝わっていないのではないかとの仮説から、保護者への講演会の実施や、生徒たちが自ら学びをプロデュースすることで、ひらめきとワクワクを促進する「ひらワク教育」を提案しました。

淡路学院~HAPPY PANCAKE~チームは、タブレットを使用する小中学生が、授業内で観光資源や伝統を学び、その内容をプロと共に動画にして発信することで、地域への愛着形成とICT技術を同時に身に付ける、「Discover Awaji Project」を提案しました。

発表を聴き終えた戸田市長は、「学ぶことは自由に生きるツールを手に入れる手段です。不確実性の高まる社会の中において、私たちの世代では手の届かないところに手を届かせることができるのが子どもたち世代です。そんな子どもたちに、私たちは何をすべきなのか改めて真剣に考えるきっかけとなりました」とコメントしました。

プロジェクトに参加した学生たちは、「自分たちでゴールを決めなければならない状況はこれまでに経験がなく自分の成長を感じました」「自分たちで考えた提案を直接市長にプレゼンテーションをする貴重な経験ができ、ゼミ旅行よりもこのプロジェクトに参加することを選んでよかったです」と参加した感想を述べました。

  • キカクココチームメンバー
    岩戸勇樹、北澤洋佑、小山伊織(法学部3年次生)國部 烈央(法学部1年次生)大西 陸翔(経済学部1年次生)大垣珂琳、會田真愛由(経営学部3年次生)、上田 晃世(現代社会学部3年次生)

  • 淡路学院~HAPPY PANCAKE~チームメンバー
    居森彩人、南方俊輝、作田陽斗、中西達也(法学部3年次生)今嶌愛華(経済学部3年次生)岩田妃莉、佐藤康介(経営学部3年次生)清水栄希(人文学部3年次生)鹿瀬小倖(現代社会学部1年次生)

神戸新聞NEXT「タブレット端末、教育にどう活用、授業で動画作りや親子で学び 神院大生と淡路市職員が取り組み発表」(9月19日)の会員限定記事はこちら 新聞紙面は9月19日(金)朝刊淡路面