株式会社シマブンコーポレーションの木谷謙介代表取締役社長執行役員が「トップランナー特別講義」で講演しました
2025/07/18
地元神戸の企業経営者の方々が、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語る「トップランナー特別講義」。7月14日は、株式会社シマブンコーポレーションの木谷謙介代表取締役社長執行役員が「これからの人生を幸せに生きるヒント」をテーマに登壇しました。
初めに、学生たちに「いい人生とはどんな人生か」と問いかけ、「私自身は、幸せな人生がいい人生だと考えている」と述べました。さらに、幸せな人生とは、「人生の中心に自分を置き、ユニークを磨き、自分らしく生きる」ことであるとし、皆さん一人ひとりが幸せな人生を送れるよう頑張ってほしいと話しました。
まず、本日の講義では、「幸せについての本当・人生についての本当・人生を幸せにするヒント」の3点について話すと前置きした上で、1点目の「幸せについての本当」について説明しました。幸せの感じ方は人により異なるため、自分にとっての幸せは何かを考え、自分の価値観を知ることが重要であると解説しました。また、他人と比較し羨むことや、幸せはお金で買えると考えるうちは、いい人生を送れないと指摘。無いものねだりをするのではなく、自分の持つものに注目して伸ばすことが重要だと語りました。
2点目の「人生についての本当」では、人生の主役は自分であると述べ、過去の努力も未来の努力もすべて自分自身のためだと説明。色々な経験をしたが、どれも中途半端で価値がないという考えは間違いで、失敗も成功もすべてが経験となり、複数の経験を組み合わせることが個性を生むと述べました。映画監督の新海誠氏を例に挙げ、一つひとつの経験が中途半端でも、積み重なれば唯一の価値を生むことができると述べ、学生にも興味のあることにどんどん挑戦するよう勧めました。
続いて3点目の「人生を幸せにするヒント」として、改めて自分の幸せ(価値観)を知ることが重要であると強調しました。木谷氏は、口数が多い性格から、自由に意見が言える会社を選んだ就職活動時の経験を例に挙げ、理屈や理論よりも感性を重視してほしいと述べました。また、学生時代は貯金や投資ではなく、自分の経験にお金をかけるべきとの持論を述べ、すべての経験が重層的に相互関連すると説明。木谷氏自身の例として、小学生の頃スター・ウォーズにはまり英語を学んだことが、現在の国際会議での仕事に繋がったエピソードを披露し、会社も個人も多様な経験を積み重ねることで発展できると述べました。
最後に、「自分の幸せを知り、時間と経験を重ね個性を育てる。常に人生の主役は自分だということを忘れず、自分の判断を信じて行動してください。今日の講義が幸せな人生を考える参考になることを願っています」とメッセージを贈り、講義を締めくくりました。
学生らは、「どんな経験もいつか自分の糧になると前向きに取り組みたいと思った」「就職活動の前に、自分の価値観をしっかり見つけたい」などの感想を寄せました。
次回7月21日は、南京町商店街振興組合相談役兼株式会社老祥記の曹英生代表取締役が登壇予定です。