株式会社RURIKO PLANNING 星加ルリコ代表取締役が「トップランナー特別講義」で講演しました
2025/07/10
地元神戸の企業経営者の方々が、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語る「トップランナー特別講義」。7月7日は、株式会社RURIKO PLANNINGの星加ルリコ代表取締役が「ひみつを探せ!あなたは問題発見力があるか?」をテーマに登壇しました。
まず、星加氏が携わる事業について、「モノの魅力を磨き、1人でも多くの人に知られるようブランディングし、プロモーションするアートディレクターのような仕事」であると説明。本講義では、これまでに自身が手掛けたブランディング事例を紹介しながら、学生同士でディスカッションを行う予定であると述べ、人と話すことで考えを広げるよう促しました。
次に、今後の社会で重要となる「問題発見力」を絶体絶命のピンチに陥った親子が、どのように問題を解決すればよいかを学生同士で議論し、さまざまな解決方法を挙げる究極の選択クイズで確認しました。星加氏は「問題発見力」を身に付けるためには、日常のさまざまなことに興味を持ち、常に観察することが大切であると述べました。「八方塞がりの状況でも、問題の捉え方を変えることで解決策が見つかる可能性がある」として、常にアンテナを張っておくことの必要性を伝えました。
さらに、実際に星加氏がブランディングした京都の老舗飴屋の事例をもとに、「自分だったらこの飴屋を、どんな風にリニューアルしたいか」を学生たちへ問いかけました。学生らは「人が居なくて暗い雰囲気だから、地元の子どもたちに店員としてお店を手伝ってもらいお客さんと交流できる体験型店舗にする」「何を売っているかわかりにくいので、飴を作るところが外から見える実演型にして集客する」と提案しました。この提案に対し星加氏は、自分が入りたいお店かどうかという観点を持った良いアイデアであると評価し、実際に自身が行った問題発見から解決策の検討・実施までのプロセスを解説。課題解決には「共感、問題の細分化、前提の問い直し、形容詞の言い換え」などの手法があると伝えました。
最後に、学生に向けて「働くなら絶対に『好きで稼げる仕事』をしたほうがいいです。自分が好きなことなら、頭一つ分飛び出せます。みんなの可能性は無限大だから、今は諦めないでほしい。自信が持てない、やる気が出ないという人も、まずは行動してみましょう。行動するからやる気が出るし、小さな1歩でも進み続けることが自信につながり道が開けます」とエールを送り、講演を締めくくりました。
学生らは、「心配性で自信がないと行動できないタイプだったが、とりあえず行動するということを大切にしようと思った」「周りの人と話し合うことで、全く思いつかなかったアイデアを聞くことができ、考え方の幅が広がった」などの感想を寄せました。
次回7月14日は、株式会社シマブンコーポレーションの木谷謙介代表取締役社長執行役員が登壇予定です。