神戸学院大学

社会連携

『土曜公開講座 幸せな社会のつくり方を考えるー経済学と企業の視点からー』を開催しました

2021/12/13

第82回神戸学院大学土曜公開講座を12月4日にポートアイランド第1キャンパスで開催しました。第6回目となる今回は、経済学部 林 隆一 教授による「幸せな社会のつくり方を考える-経済学と企業の視点から-」と題した講座で、今後の経済の変化について、歴史を振り返りながら解説しました。

はじめに、AI・ロボットによって約半分の仕事がなくなると言われているが、仕事が移り変わることは自然な流れであると説明。また、日本企業においては過去15年間で約100万社の企業が減少している根本的な原因は、人口の減少と生産年齢人口の減少に伴う後継者不足であると解説しました。
続いて、日本学生の特権的立場について解説。日本は主要国の中で最も失業率が低く雇用や給与が安定的であり、特権的な立場であるという見方もあるが、給与は減少し続けており、働く若者の仕事に対する「やる気」は世界最低水準であると説明しました。

次に、株式の歴史と直接金融・間接金融について解説。お金を必要とする相手に直接お金を出資する「直接金融」は株式会社の仕組みと同様に、新しい挑戦をするのに適したシステムである一方で、預金者からお金を借りて必要な人に貸し出す「間接金融」は、安定的に商売することに適していると説明しました。しかし現在の日本では、株式会社のシステムが形骸化し、投資などのリスクを恐れたいことで、結果的に安定を失ってしまっていると解説しました。

最後に、人々が幸せになるためには健全な企業活動がカギになる、自分の資本(お金や労働)の使い方・使われ方を意識することで、世の中は大きく変わると締めくくりました。受講者の皆様からは「日本の経済や投資について自分ができることを考えるきっかけになった」という感想を多数いただきました。

今回の講座をもちまして、2021年度秋期土曜公開講座は終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。また、新型コロナウイルス感染症対策にもご協力いただきましてありがとうございます。
来年度も土曜公開講座の開催を予定しており、春期土曜公開講座の詳細は4月頃に本学HPに掲載する予定です。来年度も皆様のお越しをお待ち申し上げております。