神戸学院大学

社会連携

大阪市立総合生涯学習センターとの連携講座「くらしに活きる医学/心理学講座」がスタートしました

2020/10/12

 大阪市立総合生涯学習センターと本学との連携講座「くらしに活きる医学/心理学講座」が26日、同市立総合生涯学習センターでスタートし、心理学部の博野信次教授が「認知症を正しく理解しよう!」をテーマに講義を行いました。
 はじめに、認知症とは何かについて解説。認知症とは、状態の名前であって、病気の名前ではない。認知症の症状よりも、それに伴う病気の診断を行うことが大切だと説明しました。
 その後、ビンスワンガー病や変性性認知症、アルツハイマー病の特徴について、実際の患者さんの映像を見せながら丁寧に解説しました。そして、認知症のケアについて重要なことは、患者さんの生活を活性化させることで、「できないこと」の改善にはこだわらず、「できること」、「安全なこと」を積極的に行わせるほうが良いと説明しました。
 また、アルツハイマー病に関しては、発病しても、発症を遅らせる「予備力」によって、発病しても発症するに至らないこともあるとの仮説から、「予備力」を高める研究についても紹介しました。中でも、「話すこと」「歩くこと」が何よりの予備力につながると説明しました。
 博野教授は「認知症は早期診断が必要で、症状よりも、認知症の原因となる疾患を診断してもらうことが重要。その診断によって、治療法や介護法が明確になります。しかし、アルツハイマー病のように現在の医学では予防法も根本的治療法もない場合があるので、社会的サービスを受けながら、安全なことと危険なことをしっかり見極め、適切なケアを行っていく必要があります。みなさんたくさんお話しをして、たくさん歩いて、予備力を高めましょう」と締めくくりました。
 講義終了後、受講生からは多くの質問をいただき、盛況のうちに講義を終えました。
 
 次回は10月31日に心理学部村山恭朗准教授による『ほめ上手になろう!行動心理学からみる「ほめ方」講座』を開催予定です。