神戸学院大学

社会連携

2023年度グリーンフェスティバルが雅楽公演でスタートしました

2023/05/18

左方舞楽「蘭陵王」
左方舞楽「蘭陵王」
右方舞楽「納曽利」
右方舞楽「納曽利」
雅楽体験の様子
雅楽体験の様子
出演者の皆さん
出演者の皆さん

2023年度グリーンフェスティバルが、「雅楽公演~令和五年、新たなる時代へ向けて~」で幕を開けました。

公演は管絃「平調 越天楽」から始まりました。神社などで一度は聞いたことのある馴染み深い音楽が流れだし、管楽器、打楽器および絃楽器による音色は古代の音楽世界へ入りこんだ気持ちになります。

後半は、演奏と舞が合わさった舞楽です。舞楽「蘭陵王(らんりょうおう)」は、龍を模した勇ましい面を付け、一人の舞人によって舞われます。朱色の衣装をまとった「蘭陵王」は派手な動きはないものの、力強い静かな舞に観客は引き込まれていました。

最後の舞楽「納曽利(なそり)」は、龍が空を舞い戯れる様子を表した作品で、舞人は青い龍を模した面を付け登場。音楽のテンポが徐々に早くなっていく中、舞が行われます。舞が暫く続けられた後、音楽が続く中、舞人は退場していく姿に観客は見入りました。

公演終了後には、来場者が楽器に触れたり演者の方々と接する時間が設けられ、舞人に衣装や面のことを質問したり、楽太鼓を鳴らしてみたり、笙を吹くなど、実際に雅楽に触れる体験もできました。

来場者からは、「迫力のある管楽器に感動しました」「なじみのある音色でしたが、由来や舞は初めてで、とても良い経験になりました」などの感想が寄せられ、日本の伝統文化を身近に感じていただける時間を提供することができました。