神戸学院大学

社会連携

社会防災学科の佐伯琢磨教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2020/01/16

リスクについて説明する佐伯教授
リスクについて説明する佐伯教授
「どの家を買うか」参加者と一緒に考える竹さん
「どの家を買うか」参加者と一緒に考える竹さん
ボードの進め方を説明する神薗さん
ボードの進め方を説明する神薗さん

現代社会学部社会防災学科の佐伯琢磨教授は1月12日に、震災25年記念1.17特別企画として、KOBEこども大学「ゲームで“そなえ”を学ぼう!~人生におけるリスクをゲームで体験してみよう~」を、グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで実施しました。小学生3~6年生とその保護者11組が参加。佐伯教授が講師を務め、同学科実習助手の柴田真裕さんとゼミ生の竹宏明さん、神薗健士郎さん(いずれも同学科2年次生)がアシスタントを務めました。

最初のミニ講義で、ゲームを始めるための基礎知識として、「リスク」について学びます。リスクは、損失という不利益な結果をこうむる「確率」とその「損失の大きさ」の2つの要素からなることを説明。災害におけるリスクや、リスクそのものを小さくするための知識として地盤や地形、建物の耐震性、そして、リスクが起こった場合の補償(保険)など、リスクマネジメントについて、事例を交えながらわかりやすく話しました。

ミニ講義の後は、いよいよゲームスタートです。11グループに、それぞれ資本として5000万円を渡します。その後、都心、山側、海側それぞれの立地に、さまざまな条件の異なる家が売り出され、その中から予算と相談しながら、自分たちが住む「住まい」を選び、地震保険・火災保険、耐震補強をするか、「教育」「留学」等の経験値を上げるプログラムに参加(有料)するか、を決めて費用を支払います。10年間の時間軸の中で、「地震」「大雨」「大雪」「津波」などの災害の他、「経験値を上げるイベント」等が起こります。ゲームの勝敗は、最終的な、資本(現金)、不動産(家)価値、経験値数の総合計で競います。同じ資本金からスタートしたものが、選択の違いによりどのような差が出てきたのか、ふりかえりの中で、子どもたちに説明し、ゲームを通してリスクマネジメントについて学んでもらいました。