神戸学院大学

社会連携

薬学部の科学クラブと附属中学校・高等学校の理科部がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2018/12/26

液晶を使った光る液晶のオーナメント作りの説明をする佐藤翔輝さん
液晶を使った光る液晶のオーナメント作りの説明をする佐藤翔輝さん
カラフル層づくりの説明をする佐藤瞭祐さん
カラフル層づくりの説明をする佐藤瞭祐さん

グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで23日、薬学部科学クラブが附属中学校・高等学校の理科部と共に「神戸学院サイエンスLab.~おもしろ科学実験!~」を開催しました。

神戸市と連携してナレッジキャピタルで実施している大学都市KOBE発信プロジェクトとして、昨年から附属中学校も交え中高大連携企画として開催。実験やものづくりを通して科学の不思議や面白さを体験できる4つのメニューを用意しました。科学クラブから、17人の学生が参加し、液晶を使った光る液晶のオーナメント作りと、ペーパークロマトグラフィーのコースター作り、比重と密度を楽しく学べる「カラフルな層をつくってみよう」を実施。理科部からは、顧問の高田崇正先生を始め2年生の田路達也さんと小崎祐馬さん、1年生の和田匠平さん、山下椋太郎さん、そして附属中学校2年生の本田寛佳さんが、紙でつくる「安全な吹き矢づくり」を実施し、当日は整理券配布前から会場に長蛇の列ができ、開場と同時に多くの人で大賑わいとなりました。

科学クラブの液晶を使った「光るオーナメント作り」は、食品や医薬品の結合剤として使用されているHPCという液晶と小さなシャーレーを使ってオーナメントを作ります。次に「ペーパークロマトグラフィーのコースター作り」では、ろ紙と水性ペンを使って、色素を分子に分けて不思議な模様を作り出します。その紙を折り畳んでからカットすると雪の結晶が完成。最後にラミネートで加工をして子どもたちにプレゼントしました。

 「カラフル層づくり」では、水、洗剤、エタノール、オイルに食紅でそれぞれ異なる色を付け、試験管の中で層を作る実験をしました。事前に密度の違いによって層ができること、どの液体の順番で入れればきちんと層になるかなどを説明し、子どもたちにスポイドを使ってチャレンジしてもらいました。1滴ずつ丁寧に入れて綺麗な層を仕上げる子どももおり、目の前で起こる不思議な現象に子どもたちは大興奮していました。

また、附属中学校・高校の理科部の実験では、吹き矢が飛ぶ仕組みを学んでもらいながら、紙を筒状に丸めて吹き矢作りに挑戦してもらいます。吹きの筒の長さによって飛距離が異なることを体験してもらい、子どもたちと一緒にその理由を考えました。

一日で約350名の方が訪れ、子どもたちだけでなく家族で実験を楽しんでいただきました。「チラシを見て、今日の実験をとても楽しみにしていました」「子たちにもわかりやすいように、とても丁寧に作り方を教えていただきとても嬉しかったです」などのお声もいただきました。