社会連携
薬学部の教員が兵庫県立舞子高等学校の生徒に薬学に関する講義・実習を行いました
2023/01/12
本学と教育提携協定を締結している兵庫県立舞子高等学校の普通科(先進理工類型)2年生8人を対象に、12月22日、ポートアイランド第1キャンパスで、本学薬学部の教員が講義・実習を行いました。
今回の取り組みは、高大連携、高社連携のもとに、大学や企業のさまざまな研究に触れるとともに、興味・関心のある分野の理解を深めることを目的として同校が開設された特色科目「アドバンストスタディズ」の授業の一環として実施しました。
最初に、C号館の製剤実習室にて薬学部の福島昭二教授の指導のもと、薬の秘密と工夫を学ぶ講義・実習行いました。カプセルに入っている顆粒薬の溶け方を観察したり、マグミット錠を水に入れて壊れるまでの時間を計るなど、薬が体内でどのように溶けて症状に効いていくのかを実験を通して学びました。また、乳鉢・乳棒を使い、重曹に水を加えた際の反応と、クエン酸を加えた重曹に水を加えた際の反応を比較して、物質の特徴や仕組みを学びました。
続いて調剤実習室に移動し、上町亜希子講師の指導により、軟膏とクリームの違いを実験を通して学び、患者さんの症状によってどちらが適切かを考えました。さらに、インスリン注射の打ち方を学びながら、臨床現場で求められる薬剤師の役割についても触れました。
各自持参した白衣を着た生徒たちは、専門的な設備や実験道具等を用いた実習に熱心に取り組んでいました。