神戸学院大学

社会連携

グローバル・コミュニケーション学部の森下ゼミが淡路市長に特産品PRの政策提言をしました

2020/03/10

淡路市役所で開かれた市長に対する政策提言の会
淡路市役所で開かれた市長に対する政策提言の会
発表する森下ゼミの3年次生
発表する森下ゼミの3年次生
講評を述べる門市長(前列中央)
講評を述べる門市長(前列中央)
門市長(右から3人目)を囲み記念撮影しました
門市長(右から3人目)を囲み記念撮影しました

グローバル・コミュニケーション学部の森下美和准教授のゼミはこのほど、淡路市役所で門康彦市長に対する政策提言を行いました。本学と同市の包括連携協定に基づく取り組みで、同市のまちづくり活動補助金を得て、二つのプロジェクトが今年度から既に実施されています。

1点目の報告は、「淡路&ニュージーランドPRプロジェクト」。担当の4年次生4人に代わって森下准教授が発表しました。淡路島とニュージーランドの共通点は「豊富な食材と美しい自然」だとして、「両者の食文化を掛け合わせる」ことで相乗効果を狙うというものです。具体的には「特産のイチジクを通して淡路島の魅力を伝える」として、昨年10月に神戸市内の東遊園地で開かれた「多文化交流フェスティバル」でニュージーランドのワインと一緒に淡路産イチジクジャムとクラッカーをPRし、同時に販売。ワインに合うクラッカーのトッピングにイチジクジャムを使うことを提案して好評でした。

2点目の報告は、「淡路カレンデュラプロジェクト」。3年次生の5人(則政亜香梨さん、住田沙穂さん、西川佳菜衣さん、佐藤美香子さん、志賀愛美さん)がパワーポイントを使って説明しました。昨年秋に実施したカレンデュラ(キンセンカ)のキャンドルづくり体験ワークショップを振り返り、「カレンデュラのハーブティーも(販売用に)置いたところ、興味を持ってくれる人は多かったが商品を買ってくれる人が少なかった。手に取ってもらいやすい商品づくりが必要だと感じた」と課題を示しました。今後は「食べられる」「手に取りやすい」をコンセプトに花びらを使ったお菓子作りや体験型ワークショップイベントの開催、SNSを使ったPRに取り組むことを伝えました。新年度もカレンデュラを使った商品開発に取り組み、販売経路を拡大し、普及イベント実施を予定しています。

会場からは「来年度、新商品を開発されるなら、イギリスなど海外ではカレンデュラをどのようにブランディングして販売しているかなども調べていただければ良いのではないか」「ビワなど、ほかの淡路の特産物についても考えていただければ」などの意見がありました。

最後に門市長が講評で「我々の世代にとってキンセンカは仏事の花。そのイメージを変えて淡路から再発信してもらうのはとても良いと思います」と述べました。