神戸学院大学

社会連携

KOBEこども大学「こども経済学入門~世の中をよくする冒険~」をオンラインで実施しました

2022/03/04

経済学部の林隆一教授が、2月27日に「KOBEこども大学『こども経済学入門~世の中をよくする冒険~』」を小学生とその保護者を対象にオンラインで実施しました。

当初、神戸学院大学神戸三宮サテライトキャンパスで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のためオンラインでの実施に変更となりました。

はじめに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場者数が落ち込んだ理由とそこから経営再建に取り組み、復活をとげた具体例をもとに、経済学とは、モノとお金の流れを知り、人々が幸せになるにはどうすればいいかを考える学びであることを説明しました。

次に、株式会社の起源を、15世紀半ばから17世紀半ばまで続いた大航海時代から解説。世界最初の株式会社は1602年にオランダで設立された東インド会社と言われています。東インド会社は、17名から資金を集め、21年間の全ての航海を1つの事業としました。このように、株式会社の仕組みによって、お金だけでなく、様々な人の能力や知識を集めて、新しいことに挑戦でき、自動車や建物、食品のほか、グーグルやアップル、フェイスブック、アマゾンなどが生み出されました。

さらに、経済の仕組みについても解説。日本のお金の流れや、直接金融、間接金融についても図をもとに説明しました。お金は「やくそくごと」であり、投資は「自分が応援したい事柄や人々に託すること」であるとまとめました。

クイズや動画を用いて、丁寧に説明することで、「経済学」を身近に感じていただけたと思います。講座の途中でも、参加者からは質問が届くなど、熱心に受講されていました。
講座終了後には、学部長署名の修了書などが授与されました。