神戸学院大学

社会連携

経済学部の井上善博教授とゼミ生が枝吉小学校で連携授業を行いました

2020/12/15

パーツについて説明する井上教授
パーツについて説明する井上教授
児童の前で授業を行う井上教授
児童の前で授業を行う井上教授
難しい部分は学生がサポートしました
難しい部分は学生がサポートしました
細かいパーツを集中して組み立てました
細かいパーツを集中して組み立てました

経済学部の井上善博教授とゼミ生10人が、12月4日、11日に枝吉小学校で連携授業を行いました。

「大学生及び小学生の学びの場の創出」と「地域間・世代間の交流促進」を目的として、2019年5月に神戸市立枝吉小学校と連携協定を結び、昨年度より本学の教員と学生が小学5年生を対象に授業を行っています。

今年度は経済学部 井上教授の「こども経済教室 経済活動の進化と環境イノベーション~塩水で走る燃料電池自動車づくりに挑戦してみよう~」として全2回の授業を行いました。

第一回目は産業革命の歴史や新しいエネルギーについて学びました。産業革命で私たちの生活が便利になった反面、排出される二酸化炭素が原因で地球環境が悪化していること、今後は環境に優しいエネルギーを生み出していかなければならないと井上教授が説明しました。始めは緊張している様子だった児童も後半には手をあげてクイズに答えたり、授業が終わった後も教員のそばに駆け寄って質問をするなど楽しんでいる様子が伺えました。

第2回目は1回目の授業を受けて、実際に塩水で走るマグネシウムカー作りに挑戦しました。先生の指示に従って細かいパーツを1つ1つハサミで切り離し、切った部分に紙やすりをかけ、パーツ・電池・マグネシウム板を組み立てます。組み立てが難しい部分は井上ゼミの学生が手伝い、手のひらサイズのマグネシウムカーを完成させました。紙コップの中に塩水を作り、スポイトですくった塩水をマグネシウム版に乗せると、勢いよくタイヤが回転します。いきなり走り出すマグネシウムカーに児童も興奮し、何度も塩水をかけて走るマグネシウムカーを嬉しそうに追いかけていました。全2回の授業を通し、児童には大学の授業を楽しく学んでもらい、経済学や大学に興味を持ってもらうことができ、井上ゼミ生も児童に教えるという経験によって、より勉学への理解を深めることができました。

来年度も引き続き経済学部の井上教授による「こども経済教室」を実施予定です。