神戸学院大学

社会連携

経済学部の井上教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2018/11/14

「損失と利益」について説明する井上先生
「損失と利益」について説明する井上先生
平均値の出し方を子どもに説明をする学生
平均値の出し方を子どもに説明をする学生
井上先生とアシスタントを務めた10名のゼミ生たち
井上先生とアシスタントを務めた10名のゼミ生たち

経済学部の井上善博教授が10日、「こども経済教室 社長になって会社を経営してみよう!~経営者が直面する課題を算数を使って考えてみよう~」をグランフロント大阪北館ナレッジキャピタルThe Lab.2階のアクティブスタジオで実施。小学生とその保護者8組が参加し、井上ゼミの堀本瑞稀さん、網干優希さん(ともに4年次生)、宮脇佑輔さん、垣内達貴さん(ともに2年次生)ら10人がアシスタントを務めました。

最初に、社長が会社を継続させるには、会社に利益が出るように、会社のお金を管理することが大切だと子どもたちに説明。実際に算数を使ったデータをもとに、子どもたちは学生の説明を受けながら、「利益」と「課税」について考えました。次に、従業員数や売上高、その年の利益など、さまざまな数字が異なる2つの企業を比較し、ボーナスの配当を高くするならどちらの企業が好ましいかを考えてもらいました。この問題では、1人当たりの生み出した利益を求めます。井上教授は問題を解くための計算式を子供たちに解説しつつ、従業員1人当たりの利益=会社への貢献度の大きさと考え、ボーナス配当を考える時のひとつの判断材料になると説明しました。

その後、「予測の立て方」をテーマに、過去のデータから未来のデータを導き出すことで予測を立てられることを説明。欲しいデータを探し出し、ない場合は推定してデータを集める能力も重要であると説きました。最後には、売値の確認をする際、会社が欲しい利益額が売値に対してどのくらいの割合を占めるのか、その売値が正しいかどうかを「値入率」という比率で判断ができることを説明しました。

子どもたちは、会社を経営するためにはデータの確認・分析、仕事の評価、値段の確認がとても大切であり、それらを計算するためにはさまざまな計算式を駆使する必要があることを学びました。

参加した子どもたちからは、「計算が難しかったけどとても楽しかった」という声が多くありました。