神戸学院大学

社会連携

栄養学部の太田淳子講師が大丸神戸店でワークショップを実施しました

2017/12/06

さつまいもの収穫を行う子どもたち
さつまいもの収穫を行う子どもたち
しっかり3色食品群について覚えていました
しっかり3色食品群について覚えていました
盛り付け方を説明する太田講師
盛り付け方を説明する太田講師
この日プログラムを担当した太田講師と栄養学部生7名
この日プログラムを担当した太田講師と栄養学部生7名

「未来をつくるこどもたちの創造性を高めたい」という想いからスタートした、大丸神戸店との共催事業「もとまちこども大学」の第9回目のプログラムを11月11日に、大丸神戸店8階みどりの広場と大丸アネックス10階の特設会場で開催しました。

今回のプログラムは、6月3日に開催した栄養学部の太田淳子先生よる「めざせ!健康博士!! ココロもからだも元気になる食育レッスン」の第2回目。同店屋上のみどりの広場にある菜園を使った農業体験と食育ワークショップを実施しました。

当日は、小学生とその保護者10組が参加し、同学部本岡江梨奈さん、大上歩さん(ともに3年次生)、川石晏里佐さん、服部美樹さん、廣谷実優さん、小西希歩さん(いづれも2年次生)、院生の柳原八起さんの7名がアシスタントを務めました。

最初に、6月に苗植えをしたさつまいも収穫を行います。根元から15~20cm程度離れたところの蔓をハサミで刈り取り、株のまわりの土を柔らかくしてから、蔓の根元をもって、土から引き抜きます。1つの株からいくつものさつまいもが掘り出せ子どもたちは大興奮。最後に、蔓から取れて土の中に残っているさつまいもを掘り出し収穫完了。収穫したさつまいもは土を軽くはたいて、持ち帰ります。

そして10階の特設会場に移動してワークショップのスタートです。

前回の復習として、3色食品群のテストを行いました。赤色・黄色・緑色にはどのような食品があり、どのような機能があるのかについて歌に合わせてポーズをつけて、子どもたちが元気よく答えていました。

次は日本の食文化である「和食」について学びます。「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、どのような特徴をもっているのか。また、和食の基本となる、「一汁三菜」の組み合わせ、味や栄養のバランスについて説明し、和食の味わいの中で要となる「だし」について説明。味の基本となる「5味」の中で、「和食」と縁の深い「うま味」。うま味の基となる「だし」をどのように取るのか、実際に「かつおと昆布の混合だし(合わせだし)」の取り方を体験しました。

次はいよいよ中食(惣菜)を使った、一汁三菜づくりに挑戦。親子で先程習った、味や栄養のバランスを踏まえて、同店地下1階の食品売場で「主菜」と「副菜」を探します。その間、子たちが取った合わせだしを使ってお味噌汁と調理による味の違いを体験してもらうために、ふかし芋を準備。地下1階の食品売場で思い思いのお惣菜買ってきた子どもたちに、最後の仕上げとなる盛り付けを体験します。太田講師が、料理や器の形状に合わせた盛り付け方を説明し、子どもたちは彩りのよい盛り付けに挑戦しました。自分たちが盛り付けをした、主菜・副菜、副々菜と共に、白ごはんとお味噌汁を配膳し、一汁三菜が完成。正しい箸の使い方を説明し、食事をしました。

途中、調理による味の違いを体験してもらうために、蒸かし芋とレンジで調理した芋の食べ比べをしてもらい、どうして調理によって味が変化するのか一緒に考えました。

ライフスタイルの変化と伴に食生活にも変化が起こっており、中食や外食を利用する際の留意点を知り、栄養バランスを意識して上手に取り入れることが大切であると話しました。