神戸学院大学

社会連携

土曜公開講座を開催しました

2017/11/13

土曜公開講座を11月11日にポートアイランドキャンパスで開催。経営学部の安井一浩教授が「作ってみよう!家計のキャッシュ・フロー計算書」と題した講義を行い、88人の方が受講しました。

キャッシュ・フロー計算書について、資金(キャッシュ)の流れ(フロー)を把握するもので、貸借対照表や損益計算書と同じ財務諸表の一つであり、上場会社等では開示が義務付けられており、現金預金等を3つ(営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー)に区分して表示されていると説明。

企業のキャッシュ・フロー計算書を家計に置き換え、反復的に発生する収入(給料、年金、配当、利息、家賃収入など)と支出(食費、家賃、通信費、被服費、税金など)をあらわす「経常キャッシュ・フロー」、長期的に使用する資産の収得・売却(家屋、自動車、有価証券、保険など)をあらわす「投資キャッシュ・フロー」、住宅ローンやその他のローンをあらわす「財務キャッシュ・フロー」に区分し、それぞれの区分がプラスかマイナスかで家計の状況について、主に次のようなパターン分析ができることを解説しました。

・経常(+)、投資(-)、財務(±0)…無借金型(健全なパターン)
・経常(+)、投資(-)、財務(-)…ローン返済型(健全なパターン)
・経常(+)、投資(+)、財務(+)…意思決定・管理があやしい、収支管理ができていない
・経常(-)、投資(-)、財務(-)…意思決定・管理があやしい、収支管理ができていない

受講者からは、「キャッシュ・フロー計算書を応用して簡単に家計のパターン分析ができておもしろかった」、「キャッシュ・フローについて理解が深まった」などの感想をいただきました。

次回は、11月18日 経営学部 辻幸恵教授による「地域愛、地域ブランドが幸せをつくる」です。消費者目線あるいはマーケティングの手法から地域にある愛すべき「ブランド」についてお話をします。皆さまのご参加をお待ちしております。