神戸学院大学

社会連携

「神戸市農業サポーター事業」で本学学生が農作業を行いました【第1回】

2014/07/22

農家の方から桃の袋かけ方について教えてもらいます。
農家の方から桃の袋かけ方について教えてもらいます。
桃の摘果の方法について教えてもらいます。
桃の摘果の方法について教えてもらいます。
長時間の作業は大変です。
長時間の作業は大変です。
作業終了後にみんなで記念撮影しました。
作業終了後にみんなで記念撮影しました。

農業公園に隣接する押部谷果樹団地(神戸市西区押部谷町)で6月29日、ボランティア活動支援室学生スタッフ・環境班の学生たちが農作業を行いました。

<事業概要>
高齢化と後継者不足で農作業の人出が不足していることから、神戸市は農業や食に関心が高い都市部の自治会などの団体を農業サポーターとして募集する「こうべ農業サポーターモデル事業」を2013年度より実施しています。 今年度は昨年度の実績をもとに、ボランティア活動支援室の学生スタッフ環境班が、押部谷果樹団地がボランティアを受入れるためのスキームを確立するための、「神戸市農業サポーター育成事業」に採択されました。押部谷生産組合連合会との連携を通じて、実際に農作業を体験し、農家やそれに関わる人たちから聞き取り等を行い、神戸市の農業に対する理解を深めるとともに、それらを伝えることを目的としています。

<活動報告>
活動日:<第1回> 2014年6月29日(日)
活動場所:押部谷果樹団地 桃畑
活動内容:桃の袋かけ、摘果体験
参加者:ボランティア活動支援室 学生スタッフ環境班 9名

第1回目の6月29日は、押部谷果樹団地で桃の摘果と袋かけ作業を行いました。
摘果は、1つずつに多くの栄養がゆき届いて、大きく味の良い果実を育てるために行います。また、袋かけは、害虫や病気、強風などの自然災害から桃の実を保護するために、満開後40日程度経った大梅ほどの大きさの時に行います。

<学生感想文>
「農業サポーター 桃の袋掛け・摘果体験を行って」
学生スタッフボランティア活動支援室
環境班3年次生(人文学部) 塚原あゆみ

今回の農業サポーターは、6月29日に行いました。夏に差し掛かる時期で、非常に蒸し暑い中での活動になりますが、「桃を触ると痒くなる」と担当者からお聞きしていた為、長袖長ズボンで挑みました。

「桃を触ると痒くなる」というのは、桃の皮についている産毛が原因です。産毛と言ってもチクチクとした感触で、うっかり目に入ると充血してしまいます。私達環境班も、長袖長ズボンに加えて、首にタオルを巻いたり、軍手をしたりと様々な対策を練りましたが、痒みを訴える人が数名いました。正直、桃を扱う体験は、肌が弱い人や、アレルギー体質の方には控えていただくことをお勧めします。

桃の袋掛けを行うにあたって、事前に農家の方から説明をしていただきました。袋が雨風によって桃から外れないようにするコツは、①折り目をしっかりつけること。②最後にモールで止めるときは、葉を巻き込まず、枝に結び付けること。の2点です。②に至っては、葉が茂っていると大変やりづらいです。何枚か葉を千切れば作業が楽になりそうですが、「極力葉は千切らない」とのことだった為、必死で葉をかき分けました。

桃の摘果についてですが、「摘果」とは、「よい果実を得たり、枝を保護したりする為に行う、余分な果実を摘み取る作業のこと」です。果実の数を制限することで、1つずつの果実により多くの栄養が行き届き、実のしっかりした美味しい果実になるのだそうです。

残す桃は、色のよいもの、形が整っているもの、筋の通ったものを見極めて選別します。1つの枝に2つ以上桃がついている場合は、1つだけ残して、あとは全て切り落とします。もったいない気もしましたが、生産に大きく影響を与えてしまう作業である為、慎重に選別しました。

夏は、冬と比較すると果物の種類が多く、活動内容のバラエティーも豊富になっています。農業サポーターは昨年の10月から開始した活動である為、直接果物に触れる機会は多くありませんでした。今年から活動が通年を通して行われるようになり、環境班一同、非常に楽しみにしています。