神戸学院大学

社会連携

薬学部の福島昭二教授、上町亜希子講師と科学クラブが『第3回ポートアイランドサイエンスフェスティバル』でワークショップを実施しました

2021/11/25

オブラートの使い方を説明する福島教授
オブラートの使い方を説明する福島教授
調剤実験の説明をする上町講師
調剤実験の説明をする上町講師
しおり作りのアドバイスをする科学クラブ久保田さん
しおり作りのアドバイスをする科学クラブ久保田さん
しおりを作成する参加者
しおりを作成する参加者
『大きなシャボン玉』を体験する参加者
『大きなシャボン玉』を体験する参加者

11月13日、14日にバンドー神戸青少年科学館が主催する「ポートアイランドサイエンスフェスティバル」が行われました。本事業は、2019年より科学を軸に「人」や「情報」が集まり交流することを目的に開催され、今年は2日間で4,598人の方が訪れ、賑わいました。当日は、大学・研究機関・企業等が実験やワークショップ、展示などを行い、本学からは、薬学部の福島昭二教授と同学部の上町亜希子講師、同じく薬学部の学生で構成されている科学クラブ、附属中学校・高等学校の理科部が参加しました。

福島教授、上町講師は、薬学部5年次生の学生スタッフ重留恵里菜さん、堀架湖さん、上野真歩さん、北村真由さんと共にワークショップ「くすりの秘密と工夫を学ぼう!」を実施しました。ワークショップでは、①水薬・カプセル・錠剤・粉薬を使って実験してみよう ②お薬の正しい飲み方・使い方 ③調剤体験-軟膏づくり-の3つのプログラムを実施。錠剤やカプセル、粉粒、水薬などさまざまな形状の薬について、それぞれの性質を説明し、どのような工夫がなされているのか、私たちの体の中に入った薬はどうなるのか実験しました。調剤体験では、ワセリンとラノリンを使った軟膏づくりを通して、薬剤師の仕事を体験してもらいました。目の前で起こる不思議な現象に子どもたちは興味深々でした。

薬学部の学生団体である科学クラブからは、8人の学生が参加し、『~水性ペンのインクは1色じゃない?!カラフルな色の分離を観察してみよう!~』と題したペーパークロマトグラフィーの実験を行いました。水性ペンの色を分離させ、どのような色が含まれるのかを観察し、その色の分離を利用して模様を描き、しおりを作成。最後にラミネートをして子どもたちにプレゼントしました。参加した久保田瑛茉さん(薬学部3年次生)は、「しおり作りでは、参加者の皆さんの自由な発想や好奇心に驚かされました。楽しく実験に参加してもらえて嬉しかったです。」と話しました。

附属中学校・高等学校の理科部からは18人の生徒が参加し、「大きなシャボン玉に入ってみよう」と題した実験を行いました。手の上で弾むシャボン玉を作成し、子どもたちと一緒にその理由を考え、その後シャボン玉に入ってもらい、人が入れるくらいの大きなシャボン玉がなぜできるのかを学んでもらいました。珍しい体験に子どもたちから感嘆の声が上がっていました。

参加者から、「知らないことが色々知れてよかった」「思っていた以上に子どもが集中して取り組んでいた」等のコメントがありました。どのワークショップも子どもたちだけでなく家族で実験を楽しむことができました。