神戸学院大学

社会連携

グリーンフェスティバル 「マウロ・イウラート、伊藤 ルミ、デュオ・リサイタル」を開催しました

2022/06/01

デュエットの様子
デュエットの様子
独奏するマウロ・イウラートさん
独奏するマウロ・イウラートさん
最後のあいさつの様子
最後のあいさつの様子

5月21日、神戸学院大学有瀬キャンパスメモリアルホールにおいて、グリーンフェスティバル 「マウロ・イウラート、伊藤 ルミ、デュオ・リサイタル」を開催し、約300人が来場しました。 

はじめに演奏されたヘンデルの「ソナタ(第4番) ニ長調 作品1-13」は、テンポの落差があり、明るく瑞々しく、それでいてどこか儚く切ない印象を与える楽曲で、続いてベートーヴェンの「ロマンス第2番 ヘ長調 作品50」は、ゆったりとしながらも内に秘めた強い心情を感じさせました。

ヴァイオリンの伊藤ルミさんの独奏による、ブラームスのポピュラーな作品「ハンガリー舞曲」は、ハンガリーの民謡ではなく、ブラームスが取材したジプシーに由来しており、曲想は大きな緩急があります。続いて演奏されたバルトークの「ルーマニア舞曲」は多彩な曲想からなる楽曲でした。

後半はピアノのマウロ・イウラートさんの独奏による、イタリアの現代作曲家フェラーリの「インプロヴィザチオーニ」はリズミカルな動きも挟みながら、繊細な弱音で終結しました。

最後はブラームスの長大なデュオ・ソナタ「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ト長調 作品78『雨の歌』」を披露。静かに語り掛け、高揚し感極まる楽曲でした。

熱演の後、来場者からは惜しみない拍手が寄せられ、ブラームスのスケルツオ、グルックのメロディをアンコール曲として披露しました。

来場者からは「コロナの影響で出かけられず寂しい思いをしていたので、喜びと心の落ち着きを取り戻すことができました」「久しぶりの演奏を聴いて、やはり生の演奏の素晴らしさに感激です」と多数の方から感動と感謝の気持ちが寄せられました。