神戸学院大学

社会連携

神戸鈴蘭台高校の生徒が模擬裁判を行いました

2019/03/08

模擬裁判の様子
模擬裁判の様子

 兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校との高大連携事業(総合的な学習)で、本学法学部の角森正雄教授の講座を受講する高校生35人が5日、ポートアイランドキャンパスの法廷教室で模擬裁判を行いました。

 5年目を迎える本年度の公開模擬裁判は、2011年3月11日の東日本大震災の被災者が提起した民事事件を取り上げました。
海岸から4km上流の北上川の近くにある大川小学校に大津波が襲来して、校庭に避難していた小学生70人と先生10人が命を奪われた事件。亡くなった小学生の親が市と県を訴え、仙台地裁、仙台高裁と判決が下され、現在、最高裁判所に上告中です。
生徒たちは、裁判官や原告・被告側の弁護士、証人役などを務め、津波が小学校に到来した後、児童たちが被災するという予見可能性や避難場所の適否、被告側に本件の結果を回避することができたか等の点を踏まえ、被告の責任を問うことができるのかを考えました。
 最終的には、裁判官役の生徒たちが評議室で議論を重ね、危機管理の対応基準が過去のデータのみを参考にしている点に過失があり、地域との連携が十分に取れていなかったことによる被害の増大が認められるとして、原告勝訴の判決を下しました。
 最後に、角森教授は、原告の不幸を二度と起こさないために、これから私たちは何をすべきか考えてほしいと話しました。