神戸学院大学

2024年度前期学長主催昼食会を有瀬キャンパスでも開催しました

2024/09/20

あいさつする中村学長
あいさつする中村学長
学長あいさつを聞く学生たち
学長あいさつを聞く学生たち
松本華歩さん
松本華歩さん
山本真誠さん
山本真誠さん
植田季貴さん
植田季貴さん
岡杏幸さん
岡杏幸さん
真砂怜生さん
真砂怜生さん
玉川智士さん
玉川智士さん

2024年度前期学長主催昼食会が9月18日、有瀬キャンパスで開催されました。

さまざまな分野で活躍した学生をたたえ、今後の学業や活動の励みにしてもらうことを目的にした2024年度前期の学長主催昼食会が9月18日、有瀬キャンパスで開かれました。大学側から、中村恵学長、備酒伸彦副学長、西脇満学生支援センター所長が出席し、昼食後に学生と懇談しました。

招かれたのは、ボランティア活動支援室災害班リーダーを務め、被災地支援活動や防災啓発活動に取り組む松本華歩さん(栄養学部3年次生)▽人文学部2024年度前期イベントスタッフのリーダーを務め、落語家見習いとして話術を磨いている山本真誠さん(人文学部2年次生)▽1年次生からハンドボール部主将を務め、今年度関西学生ハンドボール連盟男子2部昇格を成し遂げた植田季貴さん(総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科4年次生)▽元明石市社会福祉協議会副理事長(故人)、山下孝光さんの社会福祉実践を整理して出版を手助けするゼミ活動のリーダーを務める岡杏幸さん(同学科3年次生)▽2年次生で米国に長期留学した経験などから英語力を向上させ、「English Plaza」(い~ぷら)利用者の今年度4月・5月のMVPに選ばれた真砂怜生さん(現代社会学部社会防災学科3年次生)▽昨年度と今年度の学部オープンキャンパススタッフとして運営を支え、学部の広報活動にも貢献している玉川智士さん(心理学部4年次生)――の6人です。

松本華歩さんは、3月に能登半島地震被災地緊急支援ボランティアに参加して、がれきの撤去などの作業にあたったほか、5月にノエビアスタジアム神戸で学スタ災害班で被災地支援物産展を開催しました。6月には再び能登の被災地を訪問し、避難所では被災者の声を聞かせてもらいました。「話したいけど、話せない被災者に寄り添いたい」と感じたといいます。

卒業後は落語家をめざす山本真誠さんは演劇や朗読にも興味を持ち、表現活動を続けています。オープンキャンパス(OC)の学部紹介では準備から運営までを仲間とやり遂げました。巧みなトークで卒業論文発表会や新入生歓迎会の司会は山本さんの「指定席」。「人文学部ってどんな勉強をするのか高校生にはよく分からない。わかりやすくどう伝えるか」と、OCでは工夫を重ねました。

植田季貴さんは中学生から親しんだハンドボールを入学しても続けたいと希望しましたが、当時の部は休部状態。大学を通じてハンドボールに興味のある新入生を募り、7人で活動を再開しました。1人で大会参加手続きなども引き受け、練習をリードしてきました。男子3部だった今年度春季リーグで優勝、植田さんは得点ランキング1位に。「後輩が心配です。部の存続をどうかサポートしてください」と訴えました。

岡杏幸さんは香山芳範講師ゼミで、書きなぐり、読みにくいが肉声が詰まった山下孝光さんのメモやノートの文字を活字化する作業にあたっています。心に響いたのは「人に重度、中度、軽度という言葉はない。人は人なり!」という一文。今の社会福祉サービスに対する疑問の声もあふれています。「障害者を障害者として見ず、人として見る」姿勢に敬意を抱き、将来は明石市社会福祉協議会で働くことを夢見ています。

真砂怜生さんはカリフォルニア州のソノマ州立大学に留学した当初、「先生の話がまったく聞き取れず、地獄のようでした」と振り返りました。しかし、スポーツ好きで、人と話すのが好きな性格から英語はみるみる上達。帰国後も「い~ぷら」を熱心に利用し、初めて利用する学生に話しかけるなどの指導性が評価されました。「『い~ぷら』の良さ、英会話の楽しさをもっと知ってほしいです」と話しました。

玉川智士さんは心理学部の2023・2024年度オープンキャンパスでイベント運営を支えたほか、2024年度新入生歓迎レクチャーイベントでもスタッフとして学部の魅力を伝えました。最新の学部オリジナルパンフレットでも高校生に心理学の魅力を伝えるメッセージを寄稿しました。卒業後は「自衛隊に入隊して、隊員へのカウンセリングを現場で学ばせてもらい、再び大学に戻りたいです」と希望を述べました。