神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部の中西のりこ教授が経済学部で講義を行いました

2023/01/18

経済学部で講義するGC学部の中西教授
経済学部で講義するGC学部の中西教授
ヘッドホンをつけてパソコン画面を見る学生たち
ヘッドホンをつけてパソコン画面を見る学生たち
世界の人口予測について説明を聞く学生たち
世界の人口予測について説明を聞く学生たち
英語学習の新たな方法論を学んだ経済学部の学生たち
英語学習の新たな方法論を学んだ経済学部の学生たち

グローバル・コミュニケーション学部の中西のりこ教授が1月17日、有瀬キャンパスで、経済学部2年次生(竹治ゼミ、中村ゼミ、林ゼミ、毛利ゼミ、田宮ゼミ)の約70人に「英語の聞き取り力と発音~World Englishes~」と題して、以下の項目で講義を行いました。

(0) Intro:国内にいても仕事で英語を使う時代になりましたよ
(1) どんな英語発音で話せるようになりたい?
(2) どんな英語発音を聞き取る必要がある?
(3) World Englishesを聞き比べよう(Sounds of Englishes)
(4) 自分の英語発音をチェックしてみよう (Phoneme Counter)
(5) 聞き取りと発音のトレーニング (Shadowing Saver)

■世界各地で話されている英語を聴き比べ
まず経済学部学生向けの説明として、現在20歳前後の受講学生が社会で活躍する今後40年で、日本は急激な人口減少が進む一方、世界人口が増加していく予測が示されました。その上で、遠隔システムによるリモート会議が一般的になっており、今後はますます日本国内でも海外とのやりとりが増えることが予想され、英語圏以外とのやりとりも英語が使用される機会が増えることが見込まれていることが説明されました。AIが進化する中で、英語の読み書き以上に、英語を話したり、聴いたりすることが大切になると考えられ、具体的な「World Englishes」(世界各地で話されている英語)の違いを説明されました。中西教授は、ICT利用による教育改善にも取り組んでおり、講義は受講学生それぞれがPC端末やスマートホンをフルに使い、実際に「World Englishes」の聴き比べなどを体験しました。

■「シャドーイング」による英語学習の効果学ぶ
中西教授と東京大学で共同開発している英語学習の「シャドーイング」をカラオケと同様に評価するシステムも具体的に紹介されました。シャドーイングとは、聞こえる音声を影(シャドー)のように追いかけながら、発音する英語・英会話のトレーニング方法です。このシステムでシャドーイング課題を繰り返すことによりリスニング力とモデル音声を真似て発音する力を伸ばす効果が期待でき、中西教授らの研究は、日本音響学会2021年秋季研究発表会や第34回日本音声学会全国大会の優秀発表賞を受賞しています。

日本音響学会2021年秋季研究発表会優秀発表賞受賞のホームページ記事はこちら
第34回日本音声学会全国大会優秀発表賞受賞のホームページ記事はこちら

■学生からは多数の前向きな感想
受講した経済学部生からは、「英語に対しての意識が変わってすごく面白いと思いました」や「英語に苦手意識があって高校を卒業してからはできるだけ避けてきましたがこれからは少しでも英語に触れつつ生活していきたいと思いました」といった意識変化が見られました。また、「今回の講義を受けて、英語を話せるようになりたいという気持ちが大きくなりました」や「あまり英語が得意でなかったのでここ一年触れてこなかったので久々に英語に触れて楽しかった。今後必要になってくると思うので独学で少しずつでも勉強しようと思う」と前向きな感想が多く聞かれました。