神戸学院大学

全学教育推進機構

リカレント教育講座「自分らしさを見つける女性のためのキャリアデザインプログラム」の第3回を開催しました

2023/11/22

講師の藤田朋子さん
講師の藤田朋子さん
講座の様子
講座の様子
講座の様子
講座の様子

本学主催のリカレント教育講座の最終回となる第3回を11月18日にポートアイランド第1キャンパスで開催しました。この講座は、全3回のプログラムを通して、「これからのキャリアについて立ち止まって考えてみたいと思う一人ひとりが、自らの特徴を知ることを通して、自分らしい生き方を実現するチャンスを提供すること」を目的としています。

第3回は、ロート製薬株式会社信頼性保証部マネージャーの藤田朋子さんを講師に招き、「マインドを高める!次の一歩を踏み出すために」と題して講義を行いました。

女性が働く環境を知り、自身の生活に沿った理想のキャリアを考えることを目的とした今回の講義では、女性を取り巻く状況と課題について学んだ後、キャリアと働き方を考えるワークを行いました。女性を取り巻く状況と課題では、女性の活躍推進に関する制度化は進んでいる一方で、女性特有のネガティブな思考パターン(成功恐怖、役割葛藤、学習性無力感)に対する認識不足が課題となっている現状を理解しました。また、ネガティブ思考への対処法として肯定的な未来志向を持つための「レジリエンス(回復力、再起力)」の高め方を学びました。続くペアワークでは、10年後の最高の自分を思い描いた後、理想に近づくために明日から取り組むことについて発表しました。

最後に、上田浩樹講師(第1回・第2回の講師)による総括を通して、理想のキャリアを実現するためには、キャリアの土台となるライフと両立させることや、ワークで考えた「明日から取り組むこと」を行動に移していくことの重要性を再確認することで、それぞれが得た気づきを整理しました。

藤田講師は、「自分の強みや興味を正確に把握することは、自分らしいキャリアや生き方を見つけるための第一歩です。今回、理想のキャリアに向かって『明日から何をするか?』という明確な目標を具体的に考えたことを忘れず、今後もご自身のキャリアをデザインしてください。また、ネガティブな思考は成長を阻害しますが、肯定的な考え方や『できる』という気持ちを持つことで前進することができます。このプログラムを通して、皆さんが自分らしさを見つけ、自分の可能性を信じて前進するための貴重な機会となったことを嬉しく思います」と話しました。

次年度も社会のニーズに即した価値あるプログラムを実施していきます。

【参考】
第1回プログラムの様子はこちら
第2回プログラムの様子はこちら

リカレント教育とは
「学校教育」を、人々の生涯にわたって、分散させようとする理念であり、その本来の意味は、「職業上必要な知識・技術」を習得するために、フルタイムの就学とフルタイムの就職を繰り返すこととされています。本学のリカレント教育では、受講いただく皆さまが将来的に地域社会の発展に貢献することも見据えつつ、一人ひとりが自らのキャリアデザインに基づき、能力を向上・発揮するための学習機会となるプログラムを提供することを目標としています。