神戸学院大学

国際交流

中央アジア・キルギスの「TENSAI」学校の創設者、校長らが中村学長を表敬訪問しました

2022/07/26

記念撮影する(左から)岡部所長、中村学長、シャラポワさん、クルミラ校長、岩井さん
記念撮影する(左から)岡部所長、中村学長、シャラポワさん、クルミラ校長、岩井さん
表敬訪問した(左から)クルミラ校長、シャラポワさん
表敬訪問した(左から)クルミラ校長、シャラポワさん
交流について話し合う本学と「TENSAI学校」の出席者
交流について話し合う本学と「TENSAI学校」の出席者

中央アジアのキルギス共和国にある日本式の教育を取り入れた「TENSAI(天才)学校」の校長と創設者が7月22日、中村恵学長らを表敬訪問しました。

同校は2018年に首都ビシケクで開学しました。少人数の生徒からスタートして、今では日本の高等学校2年生にあたる17歳まで11年制の一貫校として児童・生徒250人の規模にまで成長しました。

日本語学習に力を入れているほか、そろばん、書道など日本の学校で教えている教科を多く取り入れています。さらに、校内清掃を児童・生徒が担当して美化意識を高めることや、放課後の課外活動で個性や特技を伸ばすことなど、日本の学校のプラス面を積極的に取り入れています。教員は65人おり、行き届いた教育を実施しています。

2014年、キルギスから来日したエリビラ・ワリエワさんが本学大学院経済学研究科で博士号を取得したことをきっかけに本学と同国との関係が始まり、昨年12月には経済学部の岡部芳彦教授ゼミの学生がオンラインで同校の子どもたちと福笑いなどの日本の遊びを楽しむなどして交流したこともあります。当時の記事はこちら 日本語の「天才」に由来する校名もワリエワさんの案が採用されました。英語表記は「Kyrgyz-Japanese Private School TENSAI」となります。

訪問したのは、同校創設者のジベック・シャラポワさん、校長のオムルザノバ・クルミラさん、上記のワリエワさん、同国日本人材開発センター共同所長(JICA専門家)の岩井淳武さんです。7月14日に来日して、大使館や大学、高等学校などを訪問し、27日まで日本に滞在する予定です。

シャラポワさんとクルミラ校長は、「12年制の学校として承認されるように申請しています。実現すれば、日本の大学で学ぶことも可能になるはずです。ぜひ1人でも受け入れてもらえれば生徒の意欲も増し、学校のレベルアップにもつながります」と述べました。中村学長は、「日本政府の奨学金取得という方法もあり、条件が合えば活用できるかもしれません。コロナ禍もあって日本の学生は内向きになっており、貴校との交流をさらに深めたいと私たちも思っています」と応えました。

最後に中村学長と国際交流センター所長の岡部教授がキルギス民族帽「カルパック」をかぶって出席者で記念撮影しました。

神戸新聞NEXT(5月11日)「キルギスの『TENSAI(天才)学校』何学ぶ? 掃除当番、部活動…日本の教育に感銘受け開校」こちら