神戸学院大学

国際交流

西ウクライナ国立大学と交流協定を締結しました

2021/05/25

オンラインで実施された交流協定の締結式
オンラインで実施された交流協定の締結式
協定書に署名する佐藤学長
協定書に署名する佐藤学長
締結式に引き続きオンラインで実施された岡部教授の授業
締結式に引き続きオンラインで実施された岡部教授の授業

ウクライナとの交流を進めている本学は西ウクライナ国立大学と5月24日、交流協定を締結しました。
 
調印式はオンラインで実施され、佐藤雅美学長とアンドリー・クリソバーティ学長が協定書に調印しました。両大学は、研究目的での相手方の大学並びに研究所への訪問の奨励▽学生が双方の大学・大学院に教育目的で留学することを奨励▽学術出版物並びに学術情報の交換促進――などにより学術交流を奨励していきます。コロナ禍で交流計画にも制限はありますが、ウクライナ側からのインターンシップ生の受け入れやオンラインでの本学生の講義参加などが検討されています。
 
調印に先立ち、佐藤学長がウクライナ語を交えてあいさつし、これまでの本学とウクライナとの交流の経過や本学の歴史を説明しました。司会を務めた国際交流センター所長の岡部芳彦経済学部教授が日宇2カ国語で出版した「日本・ウクライナ交流史1915―1937年」についても触れ、「コロナ禍が収束すれば岡部教授が貴学を訪問してブック・プレゼンテーションを開催できれば」と、希望を述べました。クリソバーティ学長も「我々の大学の学生が素晴らしい日本の文化を学ぶ機会になればうれしいです」と述べました。
 
協定書の調印後、岡部教授がオンラインで西ウクライナ国立大学生に初の協力事業として「クール・ウクライナ!クール・ジャパン!」のテーマで講義をしました。日本ではウクライナの民族衣装ヴィシヴァンカ風のシャツが女性に人気があり、ウクライナ料理のボルシチは日本でも知られていることなどを紹介しました。同時に、よく知られているのにウクライナのものとは認知されていない問題点も指摘しました。こうした現状から今後、両国関係が深まる潜在性が高いことを示しました。
 
西ウクライナ国立大学は1966年にキエフ国立経済研究所テルノーピリ支部として開設され、組織や名称の変更を繰り返して2005年にはテルノーピリ国立経済大学となり、昨年から現在の名称になりました。経済に強く、学生数は約2万4,000人。
 
本学はウクライナ大統領付属国家行政アカデミー、ウクライナ国立農業科学アカデミー・アグロエコロジー環境マネジメント研究所とも交流協定を締結していますが、同国の大学との協定は初めてです。
 
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