本学の在神戸ウクライナ名誉領事館でウクライナからの兵庫県リハビリ等研修員らを迎えて歓迎レセプションを開催しました
2026/07/09
政府とJICA(国際協力機構)の招きでウクライナ中部のヴィーンヌィツャ州立臨床精神神経病院から来日している4人の兵庫県リハビリ等研修団と、同国の省庁から派遣されて来日中の都市上水道維持管理(給・配水)短期研修の1人、中小企業振興政策研修の2人の歓迎レセプションが7月8日、ポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館で開催されました。
今回で4回目となる兵庫県リハビリ等研修団は、6月25日に来日して7月25日まで、脊髄損傷の人のリハビリについては国内最高レベルとされる兵庫県立総合リハビリテーションセンター(神戸市西区)で実技を交えた実務者研修を受けています。研修団は長引く戦争で負傷した退役軍人らの治療やリハビリにもあたっている専門職の人たちで、神経科・リハビリテーション科医師のオレナ・クランさん、理学療法士のオリハ・ボコルクさん、主任作業療法士のユリヤ・バルスカさん、リハビリ看護師のリディヤ・バストゥフさんの4人です。
また、リヴィウ水道公社主任技師のタラス・ポドナールさんと中小企業振興政策に関する研修を受けている経産省専門官のゾイア・ロヴチノフスカさんと同省副室長のテティアナ・ヴォロシナさんも参加しました。
冒頭で、ロシアによる軍事侵攻で犠牲になった人たちに黙とうし、ひょうごウクライナ支援チャリティ大使のラリサ・クーハチュークさんに続いて国歌「ウクライナは滅びず」を斉唱しました。司会を務めた経済学部特命助教でウクライナ出身のアンナ・トライノさんが研修中の7人を紹介しました。
在神戸ウクライナ名誉領事を務める岡部芳彦国際交流センター所長は歓迎のあいさつで、「JICA、兵庫県、県立総合リハビリテーションセンターの皆さんにまず感謝します。このリハビリ研修は私も座長を務めた兵庫県の『創造的復興』の理念を活(い)かしたウクライナ支援検討会での2023年度1年間にわたる議論を基に始まりました。この場がウクライナに関わる皆さんの素晴らしい交流の場になることを願います」と述べました。
本学を代表して春藤久人副学長もあいさつし、「私も医師で総合リハビリテーション学部の教員です。本学は2024年に松口正記念ウクライナ研究センターを開設しました。世界のウクライナ研究機関と連携して研究を進め、ウクライナからの留学生も受け入れています。ウクライナと最も深く交流・連携している大学です。ウクライナに早く平和が戻り、復興が進むことを願っています」と述べました。
リハビリ研修の4人は「脊髄損傷のリハビリに関する日本の知恵と経験を祖国に持って帰りたい」「政府や自治体からの補助金の制度など、リハビリを必要とする人々への支援のありかたも学びたい」と話していました。リヴィウ水道公社のタラス・ポドナールさんは「ロシアによる攻撃で東部は水道インフラの多くが破壊された。まだ維持できている西部でも停電で電源がしばしば途絶える。大阪や神戸の水道関連施設を見学させてもらった。川の水を使わないなど日本とは浄水システムにやや違いもあるが、学ばせてもらったことを祖国に帰って役立てたい」と話していました。
