神戸学院大学

人文学部の大原教授とGC学部の千田講師が中国書籍を日本語訳して出版するために、著者を招いて研究会を行いました

2025/08/28

研究会で議論する(左から)大原教授、千田講師、著者の仇氏、梁氏
研究会で議論する(左から)大原教授、千田講師、著者の仇氏、梁氏
著書を手にする仇氏(右から2人目)ら
著書を手にする仇氏(右から2人目)ら

グローバル・コミュニケーション学部の千田豊講師の研究室で、中国・復旦大学歴史学系教授の仇鹿鳴氏と同・上海師範大学講師の梁辰雪氏を迎えて、8月24日に仇氏の著書の内容などについての研究会を行いました。

仇鹿鳴氏は復旦大学歴史学系主任を務め、2018年に北京師範大学出版社から『長安与河北之間』(長安と河北の間)を刊行。本書の副題は「中晩唐的政治与文化」。中国・唐の時代(618年~907年)のうち、「安史の乱」後の中期から末期について、新たに出土した墓誌など利用し、従来の研究方法に一石を投じたものです。

今回の訪問は、梁辰雪氏と本学人文学部の大原良通教授、GC学部の千田講師の3人が申請した中華人民共和国国家社科基金中華学術外訳項目の出版助成金による、同書の翻訳打ち合わせのためです。

普段はオンライン会議で訳文の確認を行っていましたが、4人が対面で意見交換することで、多くの疑問や不明瞭な部分について活発に議論ができ、有意義な会となりました。

同書の日本語訳は来年度をめどに出版する予定です。