心理臨床カウンセリングセンター開所式ならびに開設記念フォーラムを行いました
2007/11/01




心理臨床カウンセリングセンター開所式ならびに開設記念フォーラムを10月27日 14時より有瀬キャンパス大学会館マナビーホールにおいて行いました。
岡田芳男学長による開所宣言に始まり、続いて清水寛之人間文化学研究科長(人文学部長)から挨拶がありました。清水研究科長は、「当センターは地域の方々のさまざまな心の問題に取り組んでいくと同時に臨床心理学やカウンセリング心理学の研究やカウンセラーの教育の拠点としての役割も担っている。ここから地域の方々にも重宝がられるカウンセラーを育てていきたい」と抱負を述べました。
開所式に引き続いて、「子どもの成長と大人の役割-体験の中で学ぶ-」をテーマに、開設記念フォーラムを行いました。
フォーラムでは吉野絹子人文学部教授が司会を行い、西森由美子NPO法人ウイズネイチャー理事長、川口謙造神戸学院大学ボランティア活動支援室員、赤堀富子あとりえ・クルレ主宰、日高正宏人文学部教授が、それぞれの活動の内容や事例が紹介し、あらためて子ども傍らにいる大人の役割について話し合いました。
心理臨床カウンセリングセンターの初代所長となる日高正宏教授は、「子どもにとって一番大事なのは『見守る』ということ。よく大人は『見守る』ことを『放任』と勘違いしてしまう。つまり見守る側の人間もまたどうあるべきかを問われることを意味する。当センターでも『見守る』ということがどういうことなのか、その実践ができればよいと考えている」と締めくくりました。
また、フォーラム終了後は7号館に場所を移し、センターの見学会も行いました。