ポーアイ4大学による連携事業「国際交流ツアー」を11月14日（日）に実施しました。
今回は感染防止対策のため、バスを利用せず、各自現地集合できる場所で、県内の歴史・文化・社会教育施設で見聞を広めながら交流を深められる場所として、姫路駅周辺を行先にしました。

また、留学生が無料、または割引で県内の歴史・文化・社会教育施設を見学、入場できる「ひょうごカルチャーパス（兵庫県発行）」制度を利用し、「世界文化遺産や兵庫県の歴史・文化・社会教育施設など見どころ探検、日本文化体験をしよう」をテーマに、本学と神戸女子大学・神戸女子短期大学の留学生、日本人学生合計37人が姫路城、姫路市立動物園、杵屋（和菓子作り体験）を訪れました。

晴天のもと、姫路城では、約1時間半程度城内を散策し、歴史・文化遺産を熱心に見学していました。姫路市立動物園では、キリン、ペンギン、熊、カピパラ、ヤギなどの動物を見たり、記念撮影をしたりしました。杵屋では、和菓子作りの説明を受けながら、手で生地をこね、一つ一つの和菓子を丁寧に作り、最後に葉を乗せるなど、四季を感じさせるかわいらしい和菓子が出来上がりました。

参加者よりアンケートをとったところ、留学生からは「姫路城は現存天守12城の一つとして、威風堂々な感じがし、歴史の重量感を身に感じます。私にとって姫路城は何回も行って見る価値があると思います」「白鷺城の真っ白な外観はすごく印象的でしたが、城の文化財の物語もインパクトがありました。特にお城を立てるときに石が足りず、お城作りに役に立てたいと貧しいお婆さんが家の石臼を秀吉に差し上げ、その石臼を姥ヶ石として石垣に置いたという歴史が衝撃的で、またその話に感動しました。建物だけではなく、こういった日本の人情や歴史にも触れられるツアーがとても有意義でした」といった感想が寄せられ、留学生にとって日本の歴史や建造物に触れる良い機会になったのではないかと思います。
　
交流では「友達と一緒に応募したわけではなかったので、一人でいることになるかなと思っていたのですが、他にも一人で参加されている方もいて、その方と一緒に回ることができました。新しく友達ができてよかったです」などといった声も聞くことができました。

まだまだ感染状況に予断を許さない状況が続きますが、今後も国籍や所属大学に関係なく、国際交流を続けてほしいと思います。