在神戸ウクライナ名誉領事館を中野洋昌国土交通相が訪問しました
2025/05/12




中野洋昌国土交通相(衆議院議員)が5月2日、ポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館を訪問しました。
国土交通省は今後のウクライナにおける国土交通分野のインフラ復興に向け、今年1月に「日ウクライナ・国土交通インフラ復興に関する官民協議会」を設立しました。同協議会は3月、会員企業15社が参加する官民ミッションを同国に派遣し、現地の政府機関や企業などを訪問しました。
名誉領事館ではウクライナの歴史や文化の専門家、岡部芳彦名誉領事(国際交流センター所長)とウクライナから避難し、名誉領事館でインターンとして働く大学院人間文化学研究科修士課程在籍のアンナ・トライノさんが応対し、意見交換しました。
中野国交相は、「停戦の行方が不透明なうえに、復興需要がどのくらいの規模になるのかも現時点では分かりません。しかし、復興支援に手を上げてくれる日本企業が出てきて、いろいろな国の企業と組んで事業ができるようになることを期待しています。国交省からは、復興支援に関する情報発信を充実させたいと思っています」と話しました。
岡部名誉領事は名誉領事館に飾られている、兵庫県と復興支援に関する覚書を交わしているウクライナの州などの旗を示し、「これだけ多くのウクライナの自治体と関係を結び、交流している都道府県は兵庫をおいてありません」と述べました。
非営利型一般社団法人「芸術の森」理事長で、ひょうごウクライナ支援チャリティ大使のラリサ・クーハチュークさんも中野国交相と会話し、「ウクライナのジトーミル市役所では農業関係の業務をしていましたが、戦争で避難してきました。ウクライナの市民は日本の支援に心から感謝しています」と述べ、「芸術の森」の人たちとウクライナの歌と演奏を披露して歓迎しました。