駐神戸韓国総領事館で佐藤学長に朴総領事から感謝牌が贈られました
2021/11/02
駐神戸大韓民国総領事館(神戸市中央区)で11月2日、本学の日韓交流の取り組みに対し、佐藤雅美学長に朴起準総領事から感謝牌(はい)が贈られました。
授与式には、佐藤雅美学長、岡部芳彦国際交流センター所長(経済学部教授)、韓国事情に詳しく、総領事館との橋渡しをした浜本宏経営学部教授が出席しました。感謝牌は高級感のあるクリスタルで、「韓国との大学及び学生の交流を通して、韓日友好増進に積極的に寄与してこられました」などと理由が書かれています。
本学はコロナ禍でも日韓交流の歩みを止めないために、国際交流センターが昨年8月と今年2月、それぞれ数日間の「日韓オンライン学生フォーラム&グローバルセミナー」を開催。韓国ソウル特別市にある本学の協定校・祥明(サミョン)大学校の学生にもZoomで参加してもらい、フォーラムでは学生による日韓文化の違いなどをテーマにしたプレゼンテーションやフリートークで意見交換し、画面越しに交流しました。総領事館には後援をお願いし、朴総領事に開講祝賀あいさつや閉会での講評をお願いしました。
3月には同フォーラム参加者で総領事館を表敬訪問し、学生らは朴総領事から修了証書を授与されました。さらに同センターが企画した共通教育科目の外交官連続講義では朴総領事による学生への講義も9月に実現しました。
授与式後の懇談の席で朴総領事は「(新型コロナウイルス感染が減少し)韓日間の人の往来や交流が戻れば、韓日関係もさらに良くなると思います。大学の講義では日本の大学生とコミュニケーションができて楽しかったです。自分なりの友好のメッセージを伝えることもできました」と述べました、その講義では俳句を詠み、俳句から日本語を学んだことも披露されました。俳句の魅力について朴総領事は「人の喜怒哀楽や人情に触れることができます。江戸時代の俳句には日本人の素朴な姿も見えます」と語り、日本文化に対する理解の深さに驚かされました。
佐藤学長は、「韓国に留学したいという熱意のある学生を今夏送り出せたことが私には一番うれしかったことです」と述べました。朴総領事は「今後も具体的な事業で韓日友好に寄与したい」と、関係の継続を約束しました。