在神戸ウクライナ名誉領事館で関西みらい銀行から避難学生に大阪・関西万博の入場チケットが贈呈されました
2025/08/29




ポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館で8月29日、関西みらい銀行から大阪・関西万博の入場チケット50枚をウクライナから日本に避難している学生にプレゼントする贈呈式が行われました。
贈呈後、同銀行の岩見佳奈子執行役員が「私たちは地域社会に欠かせない金融機関を目指しています。安心して暮らせる地域社会で、国境を超えて笑顔の輪が広がりますように」と、あいさつしました。
続いて名誉領事を務める岡部芳彦国際交流センター所長は「ウクライナでは昨日も首都キーウでロシアによる非情な攻撃がありました。いただいたチケットは単なる入場券ではありません。今日贈呈式に参加してくれた学生たちはウクライナの未来なのです。この入場チケットの一部を使わせていただき、(平和のために)大阪・関西万博の会場でウクライナのテーマイベントを開催します」と述べ、感謝の意を示しました。
ウクライナから避難して大学院人間文化学研究科修士課程に在籍するトライノ・アンナさんが司会の通訳を務めたほか、入場チケットを贈呈されたウクライナの学生を代表してお礼のあいさつを行い、「ウクライナから日本に来て言葉や文化の壁を感じ、自分の居場所を見失うこともありました。この入場チケットは未来への扉を開くカギです。大阪・関西万博では新しい技術に触れる機会がたくさんあります。日々の不安を忘れて心から笑い合えたらいいと思います。世界は一つ。あなたは1人ではないと言ってくれているようです」と、述べました。
トライノさんのほかに関西の日本語学校などで学ぶ学生8人が参加し、メディアの記者に感想を聞かれ、「ウクライナ館を訪れたがあいにく入場できず。もう一度行ってみたい」「早く戦争が終わり、ウクライナが平和になってほしい」などと話していました。
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