神戸学院大学

国際交流

国際交流センターが台湾の長栄大学に日本舞踊の実演と講習をオンライン配信しました

2021/01/29

日本舞踊の実演と講習を台湾に配信した(左から)ロシア語講師のタンジリャーさん、広田陽華さん、桃宗蓮和家元、栄養学部卒業生の山村公美さん
日本舞踊の実演と講習を台湾に配信した(左から)ロシア語講師のタンジリャーさん、広田陽華さん、桃宗蓮和家元、栄養学部卒業生の山村公美さん
あでやかな着物姿で日本舞踊の実演
あでやかな着物姿で日本舞踊の実演
オンラインで解説する桃宗家元(左手前)
オンラインで解説する桃宗家元(左手前)
日本舞踊を学ぶ長栄大学学生らのオンライン画面
日本舞踊を学ぶ長栄大学学生らのオンライン画面

「冬の日本語・日本文化オンラインプログラム」を協定校の台湾・長栄大学に提供している国際交流センターは1月28日、ポートアイランド第1キャンパスD号館に姫路市を中心に活躍する日本舞踊桃宗流蓮扇会の桃宗蓮和(とうしゅう・れんな)家元を招き、3人の弟子の皆さんによる舞踊の実演並びに講習を同時配信しました。

岡部芳彦所長のあいさつで始まり、まず、桃宗家元から日本舞踊や舞台で使われる用語の解説をしてもらいました。「出雲の阿国」に始まる日本舞踊の歴史をひもとき、舞台の幕や方向の言い方などを動画も見ながら教わりました。客席から向かって舞台左は下手(しもて)、右は上手(かみて)という言い方は、「お客様があってこそ舞台が成立する」という考え方から、本人ではなく客席からどう見えるかを基準にしているという説明でした。

◆栄養学部卒業の山村さんも着物姿であでやかに
あでやかな着物姿を披露したのは本学栄養学部を2018年に卒業した管理栄養士の山村公美(桃宗秀和)さん、ロシア出身でロシア語基礎を本学で教える神戸市嘱託職員のギリムトディーノワ・タンジリャーさんと、広田陽華(桃宗豊花)さんです。

童謡「うれしいひなまつり」に合わせ、桃宗家元が振り付けた舞踊を披露しました。この後、桃宗家元が日本舞踊の所作の基本を手ほどきし、受講した長栄大学の学生16人が指導に従って身体を動かし、初の日本舞踊体験を楽しみました。

桃宗家元は「オンラインでは見た目が左右逆転してしまって混乱しますので、あえて鏡に映る姿を配信しました。初めてなのに台湾の皆さんは日本語も理解し、何とかうまく踊れていました。日本舞踊のように伝統的な日本文化について少しでも関心を持ってもらえたらうれしいです」と話していました。

◆「初体験のダンス楽しかった」と学生ら
長栄大学から日本舞踊の特別授業を体験した感想が届きました。(敬称略)
・昨日初めて雛祭り(日本舞踊)踊りました、自分は踊り(ダンス)の経験がありませんので、しかし、面白かったです。先生ご教示いただきありがとうございました!(こ かれい)

・日本の伝統的な歌舞伎本当にすごいです。実際に見てみたいです。踊る時間が経つのは早い。とても楽しかったです。(ら ぎき)

・本日、日本舞踊の踊り方を教えいただき誠にありがとうございました。日本舞踊は初体験ですが、とても新鮮で面白かったです。僕は運動神経が下手ですので、そんなに上手にできなかったと申し訳ないです。もしまた機会がございましたら、神戸学院大学に伺いたいと思っております。改めて、誠にありがとうございました。(とう あけん)

・こんばんは、私は長栄大学4年Bクラスの呉湘云と申します。さっきの日本の踊りはパソコンの画面がちょっと見にくいけど、でも結構楽しかったです。ダンスが下手なんですが、ごめんなさい。日本のみなさん、素敵なダンスを(体験できて)勉強になりました。ありがとうございます。歌舞伎の紹介も面白かったと思います。でもやっぱ外国人にとってちょっと難しかったです。いい勉強になりました。(ご しょううん)

同センターでは、1月25日~30日の1週間を通じて長栄大学学生に対し、午前中は日本語の授業を行い、午後からは「グローバル・セミナー」や本学学生との交流会を通じて日本文化全般について理解してもらうプログラムを提供しています。