神戸学院大学

国際交流

駐大阪・神戸米国総領事館のハサウェイ政治・経済担当領事の講義がありました

2021/12/13

学生と記念撮影するハサウェイ領事(前列左から3人目)、エドワーズ領事(左横)、岡部所長(右横)
学生と記念撮影するハサウェイ領事(前列左から3人目)、エドワーズ領事(左横)、岡部所長(右横)
ハサウェイ領事の講義を聴く学生ら
ハサウェイ領事の講義を聴く学生ら
ハサウェイ領事(左)に客員教授委嘱状を渡す岡部所長
ハサウェイ領事(左)に客員教授委嘱状を渡す岡部所長
ハサウェイ領事に御礼の記念品を手渡す学生ら
ハサウェイ領事に御礼の記念品を手渡す学生ら
国際交流センターの岡部所長(中央)らを表敬訪問したハサウェイ領事(左横)とエドワーズ領事(右横)
国際交流センターの岡部所長(中央)らを表敬訪問したハサウェイ領事(左横)とエドワーズ領事(右横)

駐大阪・神戸米国総領事館(大阪市北区)のジェームズ・ハサウェイ政治・経済担当領事による講義が12月8日、ポートアイランド第1キャンパスでありました。

共通教育科目「欧米の社会と文化」の授業として国際交流センターが企画した外交官による連続講義の一つで、有瀬キャンパスの学生ともオンラインで結びました。講義を前にハサウェイ領事がアリシア・エドワーズ広報担当領事らとともにセンターの岡部芳彦所長(経済学部教授)と高山修事務部長を表敬訪問しました。

懇談の場でハサウェイ領事は、知日派の連邦職員を育てるマンスフィールド・フェローとして日本で研修を受けた経験などを話しました。一方、エドワーズ領事は「最近は日本から米国に留学する学生が減っており、日本の政府や国会に知米派が減っていくのではないかと危惧します。もっと多くの日本の学生さんに米国に留学に来ていただくためのサポートは惜しみません」と述べました。

マイク・マンスフィールドフェローシップ・プログラムは、モンタナ州選出の米国上院議員、下院議員、駐日米国大使を務めたマンスフィールド氏の名を冠した、日米両国間の実務的な政府間研修プログラムです。米国議会が設立し、日本語学習と日本での研修の機会を通して日本の行政システムに詳しい米国の官僚を養成するのが目的です。ハサウェイ領事はその第12期生(2006―2008年)でした。

講義は英語で行われ、岡部所長が逐次通訳しました。日米同盟や米中関係の話が中心で、日米同盟が過去になく強固であること、今後もインド・太平洋地域の安定や経済発展、民主主義の促進、人権問題などの分野で協力していきたいと語りました。また、「かつての敵同士が今は大切なパートナーになっている。日米関係を(平和構築の教訓として)考えてみてください」と述べました。

学生からは、「今日はハワイの真珠湾攻撃から80年の節目でしたが、一般的な米国人の日本に対する感情は?」「アメリカの環境保護団体の状況は?」「外交官になろうと思ったきっかけは?」などと質問が相次ぎました。学生の関心の高い英語上達法についてハサウェイ領事は「英語が上達したければ、最低1年は米国、英国、オーストラリアなどに留学してみることです。(生活を通じて学ぶ)文化は言語の一部です。ポッドキャストなどを使ってじっくり英語を聴くことも有効です」と答えました。

最後に岡部所長がハサウェイ領事に客員教授の委嘱状を渡し、学生らが御礼の記念品を贈呈しました。